【2014年卒と2015年卒】「半沢直樹」人気の銀行の黄金期もあったが...
もう少し、細かくみていこう。
【10年前にあたる2014年卒と2015年卒】
2014年卒の「人気企業ランキング」では、1位の伊藤忠商事を筆頭に、4位に丸紅、10位に住友商事と、トップ10に「総合商社」が3社入った。2位に三菱東京UFJ銀行(現:三菱UFJ銀行)、9位にゆうちょ銀行が入るなど、「金融」も2社が名を連ねた。
「金融」に関しては、2015年卒の「人気企業ランキング」でも、6位に三菱東京UFJ銀行、10位に三井住友銀行が入っている。三菱東京UFJ銀行は、2017年卒のランキングまで上位10位に入り続けており、現在の社会人5年目世代が就職活動をしていた時期まで、「金融」が根強い人気を得ていたことがわかる。
テレビドラマ「半沢直樹」ではないけれど、かつて「金融」は安定性・社会的地位の高さ・給与の高さから、公務員や総合商社と並ぶ人気業種の1つだった。しかし近年では、収益力が低下し、店舗の統廃合が進み、メガバンクを中心に人員削減が行われており、就活生の人気は急落している。