オミクロン株の急拡大! 日本経済が先行き不透明な中で買えるのは「無印良品」?(石井治彦)【格言で買う! 株式投資】

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今度はナンピン買いを成功させたい

   加えて、良品計画株はコロナ禍が始まった2020年3月3日に、1450円で100株を買ったのが初めてだった。この時は、20年8月期決算(コロナ禍での変則決算)で、当期純利益は169億円の赤字見込みだった。それが原因で良品計画の株価は大きく下げていた。「ここが底か」と思ったこと、またその後のナンピン買い(保有する銘柄の株価が下がったときに、さらに買い増して平均購入単価を下げる買い方)も考えていた。

   そして、2021年1月29日に2510円になったところで、10万6000円の売却益を得た。残念だったことは、考えていたナンピン買いのタイミングを、あと一歩で逸したことだった。

   そこで、今こそ「株は経済の先行きを映す鏡」の格言を信じてみたい。日経平均株価は2万7000円台の低位で落ち着きつつある。今回の良品計画の取得目標価格は、1550円とした。これは、天井をつけた後下落局面に入った時に、底の水準を判断する目安とされる相場格言「半値8掛け2割引」の、「半値8掛け」にあたる1648円から100円マイナスした額になる。

   ちなみに、高値は2018年6月に付けた4120円。その半値2060円。8掛け1648円。2割引で1318円となる。

   そんななか、前日の米ニューヨーク・ナスダック市場の株価下落を受けて始まった1月19日の東京株式市場は、日経平均株価が790円安の2万7467円で終えた。その日の後場、良品計画を1531円で100株取得することができた。次は、1480円(半値8掛け1割引き)でのナンピン買いを考えている。前回タイミングを逸したナンピン買いを、今度は成功させたい。

   ロシアによるウクライナ侵攻への懸念による地政学リスクがくすぶるものの、オミクロン株が収束に向かっていけば、世界経済は明るさが見えてくるはず。今が、買いどきと考えている。

【良品計画】(7453)
2022年2月4日現在  保有100株 平均取得単価1550円25銭
昨年来高値 2021/3/18 2829円
昨年来安値 2022/1/21 1475円
直近 終値 2022/2/7  1763円

(石井治彦)

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