きょうは、50代のGさんがいらっしゃっています。
「近所のコンビニでシニアの人が働いている姿を見かけるようになりました。この先、70歳以上になっても、働き続けることは当たり前になってくると思うので、こんな光景も増えていくんだろうなと思っています。同時に、どうやってこれから自分の価値を高めていこうかなと考えているところです。新卒からずっと同じ会社で働いているので、この先、どんな意識で過ごしていけばいいのかなと...」
50代以上のキャリア研修できていない企業も多い
大企業の中には、50代以上の方向けに「セカンドキャリア研修」などを準備している企業もあります。昭和の時代は、60歳を迎えると定年だったので、50代以降の働き方を考える必要もありませんでしたが、現在は人生100年時代と言われる中、今後の働き方を自ら考えていかなくてはいけなくなりました。
早期退職して新たな人生を歩む人、雇用延長をして可能な限り同じ会社に残る人、いろんな選択肢があると思います。「実際にどの道を選んだら幸せか?」という質問に対しても答えはないと思います。会社それぞれに目的はあると思いますが、大枠としては社員を突然放り出すのではなく、考える時間を設けることが「セカンドキャリア研修」の目的だと思います。
しかしながら実際には、50代以上に向けての「セカンドキャリア研修」ができている企業は、そんなに多くないのが現状です。そこで、これからの人生を自らマネジメントする能力、お金を生み出す能力が必要になってくると思います。