気になる米国の金融政策の動向にウクライナ情勢 株価は神経質な展開か!?(2月7日~10日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米国の経済指標の発表に要注意!

ドル・円予想レンジ:1ドル=114円50銭~116円50銭

   2022年2月4日(金)終値 115円20銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが底堅い動きか。

   前週のドル円相場は、ドルが下げ渋りの動きとなった。ドルは、前週までのドル高を引き継いで、週初には一時1ドル=115円台半ばまで上昇したが、その後、ウクライナ問題に対する地政学リスクを背景に、1ドル=114円台前半まで下落した。

   ただ、1月の米雇用統計の結果が市場予想を上回り、米国の長期金利が上昇したことを受け、ドルは1ドル=115円台前半まで値を戻した。

   今週のドル円相場は、ドルが底堅い動きとなりそうだ。米国の金融政策正常化への政策転換は相場に織り込まれてきているものの、ドルの下支えになっている。半面、オミクロン株の感染拡大とウクライナ問題に対する地政学リスクがドルの上値を重くしている。

   10日発表の米国の1月の消費者物価指数など、経済指標の結果次第では、再び金融引き締め観測が強まる可能性もあり、注意が必要だ。

   経済指標は、国内では7日に12月の景気動向指数、8日に12月の家計調査、1月の景気ウォッチャー調査、9日に1月の工作機械受注、10日に1月の企業物価指数などが予定されている。

   海外では、8日に米国の12月の貿易収支、10日に米国の1月の消費者物価指数などの発表が予定されている。

(鷲尾香一)

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