気になる米国の金融政策の動向にウクライナ情勢 株価は神経質な展開か!?(2月7日~10日)【株と為替 今週のねらい目】

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   インフレ圧力の強まりによる金融引き締めに向けた米国の政策動向が株式相場を揺らしている。米国の長期金利が上昇すれば、米国株が下落。その影響で、日経平均株価も下げ圧力が強まる。

   ドル円相場も、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染拡大とウクライナ問題に対する地政学リスクがドルの上値を重くしている。

   どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • どうなる!? 米国の金融政策のゆくえ(写真は、米ホワイトハウス)
    どうなる!? 米国の金融政策のゆくえ(写真は、米ホワイトハウス)
  • どうなる!? 米国の金融政策のゆくえ(写真は、米ホワイトハウス)

東京株式市場 米国株下落が日経平均株価も下げ圧力

日経平均株価予想レンジ:2万6800円~2万8000円

   2022年2月4日(金) 終値 2万7439円99銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、もみ合いか。

   前週の日経平均株価は、5週ぶりに大幅反発した。米国の金融正常化への政策転換は相場にかなり織り込まれ、前々週までに大きく下落していた自律反発の動きが強まった。

   今週の日経平均株価は、神経質な展開のなか、もみ合いとなりそうだ。米国の金融正常化への政策転換が相場に織り込まれたといっても、実際に米国の長期金利が上昇すれば、米国株の下落を通じて、日経平均株価も下げ圧力が強まる。まだまだ、米国の金融政策関連の動向には神経質な展開が続きそうだ。

   特に、米国の金融政策転換がインフレ圧力の強まりを背景にしているだけに、10日発表の米国の1月の消費者物価指数には注意が必要だ。

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