「部下が上司におごる」時代なのか?投稿で炎上...催促続くけど本気?ただの冗談? 専門家に聞いた(1)

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「恩返しなどでの出費はどちらの方向もアリです」

   一方で、「一般論ですが」と断ったうえで、「部下が上司をおごる場合もある」という意見もあった。こんな体験談を寄せてきた人もいた。

「上司が部下にご馳走をしても、部下が上司にご馳走をしても構いませんよ」「恩返しなどでの出費はどちらの方向もアリです」「上司にお中元やお歳暮を贈る人もいますし、その場合でも上司が部下にお中元を贈るケースは希な筈です」「私も恩師からおごっていただいたこともありますが、私から口実を見つけてご恩返しをさせてもらったこともあります」

   そのうえで、このカキコミをした人は「上司の話は冗談だと感じました」として、投稿者にこうアドバイスするのだった。

「気楽に対応するのが社会人としてのコミュニケーション能力の1つです。『上司を差し置いては失礼ですから、その前に部員全員にフランス料理のフルコースでもおごって下さいね』とでも同じノリで返事するのが大人の付き合いです。冗談に理屈をつけて反論するのは野暮ですよ」

   J‐CASTニュース会社ウォッチ編集部では、今回の「部下が上司にごちそうする時代?」という女性の投稿に関する論争について、女性の働き方に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎さんに話を聞いた。

――今回の投稿と回答者の意見を読んで、率直にどのような感想を持ちましたか?

川上敬太郎さん「上司たちは、仮に冗談であったとしても、しつこく言い続けてしまうことで冗談に聞こえなくなることが、わかっていないのではないかと思いました。逆に、投稿者さんが思い悩んだ末に、本当に高い焼き肉やお寿司をご馳走してくれたとしたら、この上司たちはおいしく楽しんで食べることができるのか疑問です」

   このあとも、川上さんのアドバイスは白熱します――。<「部下が上司におごる」時代なのか?投稿で炎上...催促続くけど本気?ただの冗談? 専門家に聞いた(2)>に続きます。

(福田和郎)

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