ガロの「学生街の喫茶店」も今や昔...喫茶店どんどん廃業に 「こだわりのマスター」の店、生き残る秘訣は?

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黒字「コメダ」と赤字「ドトール」「サンマルク」「ルノアール」の差は?

   そんななか、苦境下でも業績が好調なところと、赤字が進み経営が厳しいところと「二極化」が進んでいるようだ。

   喫茶店の「モーニングサービス激戦地」名古屋市から全国進出を果たした「コメダ珈琲店」を展開するコメダホールディングス(名古屋市)は、2021年3~11月の連結営業利益が前年同期比36.8%増の58億4700万円に達した。

   これは、「ナッツの女王」といわれるピスタチオを高級スイーツに仕上げた「シロノワール ぜいたくピスタチオ」など、コーヒー以外の新商品が大ヒットしたからという。

カフェのカウンターで勉強や仕事をするお客(写真はイメージ)
カフェのカウンターで勉強や仕事をするお客(写真はイメージ)

   一方、大手チェーン「ドトール・コーヒー」やレストランを運営するドトール・日レスホールディングス(東京都渋谷区)の2021年3~11月の連結営業利益は9億2100万円の赤字だった。同じく大手チェーン「サンマルクカフェ」などを運営するサンマルクホールディングス(岡山市)の2021年4~9月の連結営業利益も27億900万円の赤字となった。

   老舗喫茶店をチェーン化した「喫茶室ルノアール」を展開する銀座ルノアール(東京都中野区)の2021年4~9月の連結営業利益も6億6400万円の赤字と、いずれも苦戦しており、大手でも明暗が分かれたかたちとなった。

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