誰でもできるライブ配信! やってみたら「意外なヒント見つかった!」【尾藤克之のオススメ】

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   ライブ配信がブームです。配信者はライバーと呼ばれ、さまざまな情報を配信します。リアルタイムコミュニケーションによるライバーと視聴者の距離が近いことも特徴です。ライブ配信を成功させるにはなにが必要でしょうか。

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  • 意外と簡単?!ライブ配信の始め方とは
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思いもよらない自分の一面を知った!

   三浦さんは、ライブ配信を続けていくと、意外な発見が見つかることがあると言います。

「もともと工ステティシャンとして活躍されていたある方は、初めはエステのオンライン化を考えていたのですが、なかなか売れませんでした。でも、ライブ配信をしているうち、エステティシャンというのは、実は高額セールスが得意だという話が出てきました」(三浦さん)
「エステのコースには高額なものが多いですが、とくに売れっ子エステティシャンとして活躍していたこの方は、それまでにたくさんの新商品を売った実績があったそうです。視聴者は気になりますよね。『どうやってお客様に勧めるの?』『どんな言葉をかける?』などと質問が殺到したのです」(同)

   そこで三浦さんは、美容そのものではなく「高額セールスを成功させる方法」の講座をつくることを提案しました。売り上げに悩んでいる人は多かったようで、結果的に狙いは当たります。ほかに、こんなケースもあります。

「オーストラリア在住で観光ガイドをしていた方も、新型コロナウイルス感染の影響で仕事が激減していました。ライブ配信をしているうち、セールスが得意という話になり、視聴者からの要望もあって、オンラインでセールスを教える講師になりました」(三浦さん)
「その後はライブ配信を教えています。さまざまな場所の魅力を人にわかりやすく伝える、観光ガイドの特性がうまく生かされたのです」(同)

   ライブ配信を通じて、自分では気づかなかった特性が見えてくることがあるとは興味深いことです。しかも、第三者の視点が入ることで「焦点を当てるべきポイント」がはっきりするのでしょう。物事を客観視する姿勢は大切です。

ファンづくりは戦略的に!

   じつは、私の知人にもライブ配信をしている人が大勢います。動画ほど作り込まなくていいことに加えて、リアルライブを好む視聴者はかなりの数にのぼります。また、ライブ配信中に質問やコメントをもらうことができるので、一方的に話すのではなく、質問やコメントがある方が盛り上がると言います。

   毎回数十人の視聴者を確保してライブ配信の回数を重ねていけば、ファンを増やすことは難しくはありません。上手い人は、配信内容をテロップに書いて、事前告知に余念がありません。さらに、配信時間にも気を配ります。平日の20~22時は、ビジネスマンを対象にするならゴールデンタイムです。多くの人が参加してもらえそうな時間を見つけることが大切です。

   また、自分の存在を知ってもらうために、他の配信もチェックして、遊びに行くような地道な活動も大切です。コミュニケーションの幅を広げることで、配信者や視聴者が自分のライブ配信にも来てくれるようになります。時間があれば「サムネイル」にもこだわりたいもの。手間をかけた数十秒のサムネイルが視聴者をひきつけるからです。

   YouTubeにアップされているような動画と異なり、ライブ配信の動画は臨場感があるうえ、配信者との距離が近いというメリットがあります。実際にはそれほどハードルは高くはなく、作り込みに時間をかけなければ手間もかかりません。まずは一歩を踏み出してみましょう。その行動が、あなたの未来を変えるかもしれません。

(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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