米国の長期金利上昇は止まるのか? 金融引き締めで注目高まるFOMC(1月24日~28日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 米金融引き締めへの警戒感でドル下落

ドル・円予想レンジ:1ドル=113円00銭~115円00銭

   2022年1月21日(金)終値 113円68銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドルが底堅い展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが下落した。米国の長期金利の上昇と金利先高観の強まりは、ドルの支援材料となるはずが、米国の金融引き締めに対する警戒感の強まりにより、米国株が大きく下落したことで、リスク選好のドル買いが後退。ドルは1ドル=113円台半ばまで下落した。

   今週のドル円相場は、ドルが底堅い動きとなりそうrだ。25日からのFOMC(米連邦公開市場委員会)では、金融引き締めに関連した政策が打ち出されることになり、ドルにとっては支援材料になる。ただ、米国株式市場の状況がドルの上値を抑える可能性もあり、加えて、ロシアのウクライナ侵攻の可能性を巡り、米ロ間が対立し、地政学リスクが高まってきていることも、リスク回避のドル売りにつながる可能性がある。ドルが大きく上昇する可能性は低そうだ。

   経済指標は、国内では26日に日本銀行の金融政策決定会合の主な意見(1月17~18日開催分)、11月の景気動向指数などが予定されている。

   海外では、25日に米FOMC(26日まで)、米国の1月の消費者信頼感指数、IMF世界経済見通し、FRB(米連邦準備制度理事会)のパウエル議長会見、米国の12月の新築住宅販売、27日に米国の10~12月期GDP(国内総生産)速報値、米国の12月の耐久財受注、28日に米国の12月の個人消費支出と個人所得などが予定されている。

(鷲尾香一)

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