いまなぜ「ESG」なのか? レノボ「隠れESGを探せ」プロジェクトに込めた思い

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「ESGを自分事化できる取り組み」と賛同

   さらに、ESGに積極的な会社や、環境に配慮した製品を展開する企業など20社がこのプロジェクトに賛同した。

   レノボ・ジャパンとともに、ESGの取り組みについてSNSや広告を通じて発信していく。多くの人がESGに取り組むきっかけづくりとし、日本全体のESG促進をめざしたいという。賛同企業(一部)は、次のようにコメントしている。

賛同企業の20社
賛同企業の20社
「アステリアでは、地域社会と連携しながら、カーボンオフセットを活用した脱炭素社会に向けた取り組み、間伐材の利用促進による森林保全活動などを展開しています。また、当社のソフトウェアも業務の効率化による省エネや、デジタル化を支える技術がペーパーレス等を推進。多様性に富んだ仲間とともに、イノベーティブなプロダクト開発を通じて、持続的な社会づくりに貢献していきたいと考えています」(アステリア)
「『ESG』はこれまでメディア等でよく耳にするものの、自分には直接関係ない、少し遠い存在に感じがちなワードでした。しかし、本プロジェクトは『隠れESG』というキャッチーな表現を用いて身近なESGを見つけ出すという手軽さから、いつの間にかESGを自分事化することが出来る素晴らしい取り組みだと感銘を受けまして、プロジェクトに賛同いたしました」(コニカミノルタマーケティングサービス)
「ESGの3つの視点は、一人一人の社員が心に意識して行動することから始まると感じております。普段当たり前にやっている事が、実は今社会から評価されている事だと気付かせてくれる、素敵なプロジェクトと感じ、賛同いたしました」(JTB)

   なお、レノボ・ジャパンのESGの取り組みも進んでいる。たとえば、環境面。製造工程では、独自の技術によって消費電力の30%以上を、二酸化炭素排出量の最大35%を、それぞれ削減した。

   ユニークなところでは、主力パソコンの「ThinkPad(シンクパッド)」シリーズのパッケージに、新素材の竹繊維を採用。メリットはしなやかで頑丈なうえに軽量、使用後は堆肥にもなるほか、輸送コストの削減や脱炭素への貢献も期待されるという。

   ダイバーシティ&インクルージョンの観点では、全社として2025~2026年度までに、全世界で女性役員とマイノリティの役員の割合を増やす目標を掲げている。

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