「行動制限の鬼」尾身会長の豹変...「ステイホーム必要ない」「飲食店閉めるな」発言に仰天!

若者に「病院に行くな」ということか

   尾身氏の方針転換の背景には、以下のような事情もありそうだ。

   朝日新聞(1月20日付)「若者ら受診急がなくても 専門家内で浮上、異論も」によると、感染者が急増した沖縄県で速やかな検査が難しくなっていることから、「専門家たちの間では、現在の受診のあり方を見直す案が浮上」したと書いている。「基礎疾患のない若い世代は、症状が軽ければ検査や受診を急がず自宅で安静に過ごすことを検討」してもらう、というわけだ。

   そうすれば、社会経済を回すことで感染者が増えても、医療機関に過度な負担をかけずに済むという期待がある。50歳未満を軸に検討しており、19日の分科会会合でも複数の専門家から対応を求める意見が出たのだった。

   ただ、世論が納得するかどうか、それは難しい問題だ。

4人までの飲み会なら何時まででもよかったということ?(写真はイメージ)
4人までの飲み会なら何時まででもよかったということ?(写真はイメージ)

   インターネット上では尾身会長の「豹変」に批判的な声が圧倒的だ。ヤフーニュースのヤフコメ欄ではこんな意見が相次いだ。

「じゃあ『ひとり酒』『さし飲み』限定でお願いしますってことにして、飲食店に深夜までの営業とアルコール提供を認めてあげたらよかったんだ」
「時短にしたら営業時間中、特に6時以降はむしろ密を招く部分もある。そんなこと、これまででとっくに分かっていたはずだけどね。(中略)1グループあたりの人数制限に併せて、単純に客席スペースの平方メートル数から割り出して店ごとの最大定員数決めて、という方式じゃだめなのかな」
「(尾身会長は)結局、何が言いたいのか、まったく響かない。アドバイスにもなっていない。大声を出すパーティーなんて今どき誰がやっています? 相撲だってみんな、黙って見ていますよ。マスクしているのに。つまり、今まで通りでなんら支障がないということですね」
「決まった後で、本当はこっちのほうがよかったよーって言われても何も説得力がない。それをいうなら、分科会の会議の場でやって、決まる前に言えや。そのための分科会だろうが」

(福田和郎)

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