今年こそ目標達成したい...それなら「やらないこと」も決めてしまおう!【ひろ子ママの教訓 その88】

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   きょうは、50代のTさんがいらっしゃっています。

「毎年、新年には目標設定をしています。毎年やりたいことがたくさんあって、たくさん目標設定をしてしまうのですが、途中からやらないといけないことに追われて、結局は毎年、目標達成できることは数個という状態です。毎年、毎年不完全燃焼です。今年こそは、もっと時間に余裕を持たせながら達成感を感じる一年にしたいです」
  • 今年の目標、何ですか?
    今年の目標、何ですか?
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時間は有限、やりたいことの全部はできないと思え

   人生100年時代で、50歳から後半の人生が始まるとは言いますが、やっぱり時間は有限です。

   20代、30代と比べると、確実に残りの時間は限られてしまいますよね。Tさんのようにたくさん目標を設定したとしても、やっぱり一年は365日で、目標を達成するために使える時間も限られています。

   たくさんやりたいことがあって、昨年よりも緻密に目標を立てたとしても、やりたいことの全部はできないと思ったほうがいいでしょう。

   とくにTさんの場合は、達成感や充実感を求めていますよね。メインの目標1つ達成するのと、思いついた目標3つ達成するのでは、どっちが達成感を味わえると思いますか?

   ......やっぱりメインの目標ですよね。やりたいことの全部はできないとしたら、本当に達成したいことに集中してみましょう。

ToDoリストには「やらなくていいこと」が紛れている

   目標設定をする時、毎日のToDoリストを作る時、リストを書いていくと、「あれやこれや」と「やりたいこと」があふれていませんか。

   考えれば考えるほど、やりたいこと以外に思いつきや雑用までも書き込んでしまうので、「やらなくていいこと」がたくさん紛れ込んでしまっています。すると、やるべきこと、達成すべき目標がたくさんあるように勘違いしてしまうんですね。

   新年はやる気があるので、頑張れば1日のToDoリストを達成することはできるかもしれませんが、続けていくと毎日の時間に追われていくようになってしまいます。

   時間が足りなくなってくると、「目標を達成すること」よりも、「ToDoリストをこなすこと」に目的が切り替わってしまっていることがあります。しかも、目的が変わってしまったことさえもなかなか気づきません。

   貴重な時間を本当は「やらなくてもいいこと」に使っているかもしれません。

「やらないことリスト」を作ってみる

   「本当にやるべきこと」をやるためには、「余分なことをどれだけやらないか」が大事だと言います。

   資格の勉強をしないといけないのに、テレビやネットサーフィンに時間を使ってしまったという経験をお持ちの方は多いでしょう。そこで、目標がなかなか達成できない人は、「やらないことリスト」を作ってみましょう。

・テレビを見ない
・30分以上SNSを見ない
・友人からの誘いを全部受けなくてもいい
・キャパを超えた仕事を受けない
・20時以降は仕事をしない
など

   成し遂げたい目標が大きなものだったら、そこに多くの時間を費やさなくてはいけないと思います。本当に達成したい目標を絞るために、「7つの習慣」の中にある時間管理の原則を活用もおすすめです。

   7つの習慣の中の時間管理の原則には、4つの領域があります。

   第1の領域「重要で、かつ緊急」、第2の領域「重要だけど緊急でない」、第3の領域「重要ではないけど緊急」、第4の領域「重要でも緊急でない」です。

   この中の、第2の領域の中に、あなたにとって「達成したい重要な目標」が含まれている場合があります。いくつも含まれているのであれば、そこから本当に重要な目標に絞り込んでいきましょう。

   Tさんも1年後には達成感を味わえるように充実した1年にしましょうね!

ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
ひろ子ママ (こまま・ひろこ)
仮想スナック「ひろこ」を経営
古代マヤ暦シンクロ協会認定講師、ライター

不動産業界での営業、教育業界でのコーディネーターなどを経て、組織や人材開発に携わりながら、コーチングも行っている。鳥取県生まれ、大阪在住。多拠点生活に向けて活動中。
「キャリア50」https://career50.jp/?s=ひろ子ママ
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