待ったなし! 脱プラスチックへ食品・外食業界のエコ対応広がる

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欧米ではESG軽視で資金調達に窮する恐れも......

   そもそも、プラスチックは耐久性があるうえ、加工がしやすく低コストであることから、食品の包装などに広く使われてきた。代替品に切り替えることは簡単ではなく、特にコスト面の課題が大きい。木製などに替えた場合はプラスチックの約3倍もコスト負担が重くなるともいわれている。

   ただ世界では今、SDGs(持続可能な開発目標)やESG(環境・社会・企業統治)が企業活動の重要なテーマと捉えられている。特に欧米では、ESGなどを軽視する企業を投資対象から外すという動きが明確化しており、環境対策を怠れば、資金調達に窮する恐れもある。

   「将来の企業価値を高めるためにも、戦略として脱プラスチック対策は不可欠だ」(企業関係者)との認識が広がっており、企業は対応を急がざるを得ない状況だ。(ジャーナリスト白井俊郎)

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