「読んでためになるビジネス書」独自ランキング!埋もれた良書に注目を【尾藤克之のオススメ】

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一流の経営者が「いい声」をしている理由とは?

5位.「ラクしてうまくいく生き方」(ひろゆき 著)きずな出版
   「2ちゃんねる」「ニコニコ動画」などでネット界を牽引しながらも、悠々自適な生活を実現する「ひろゆき氏」。できるだけ働きたくない実業家が送る、新たな指南書。

▼こんな記事でした(一部)
「ひろゆき」が語るストレスを感じないで生きていく方法とは?

   仕事や勉強をしているときに、なぜかうまくいかなかったり、どうしても調子が乗らなかったりすることがあります。マジメな人ほど、「もっとがんばらねば」と思いがちです。
   でも、そのような時ほどがんばらずに、さっさと寝てしまったほうがいいと、ひろゆきさんは言います。

6位.世界一楽しい 株の授業(ジョン・シュウギョウ著)ソシム
   数年経てば古くなってしまうといわれる株式投資テクニック。変わっていってしまうテクニックと変わらないテクニックを理解することで正しい投資が理解できる。

▼こんな記事でした(一部)
ボーナスが入ったら「がんばった自分へのご褒美」 そんなふうに思ったときには注意しよう

   最近の投資のトレンドは、「まずは流動性の高い銘柄を中心に、小さな元本を細かくトレードして増やしていく」手法です。
   長期投資や小型株集中投資とは違います。投資判断に使えるテクニカル指標は、MACD、ボリンジャーバンド、RSIがベターです。基本は移動平均線とダウ理論を抑えて下さい。
   ファンダメンタルズ分析も悪くはないのですが、知識を投資に使おうとしても、なかなかうまく行かないものです。そのためポイントを絞らなくてはいけません。
   えっ、「何を言ってるのかわからない?」。だったら本書を読むことをオススメします。難易度の高いテクニックが初心者にもわかりやすく解説されています。

7位.「まんがでわかる! 食べても食べても太らない法」(菊池真由子 著、たむら純子 著・イラスト)三笠書房
   「量」を減らせば痩せるのは当たり前。それでは食事が楽しくないしつまらない。本書は「量」より「質」を見直すことでダイエット効果を高めることに主眼が置かれている。

▼こんな記事でした(一部)
「シュークリームを食べても太らない方法」を専門家が解説

   食べるのが大好きで、ポッチャリぎみの立花葵(28歳)と、ポッコリ突き出たお腹が気になる谷口聡太(30歳)は、書店で偶然手にした本を見て、ダイエットを決意します。
   「焼肉、ラーメン、ビール、スイーツ...... 大いに結構!」。こんなゆるいダイエット法によって、何をしてもやせなかった2人が、みるみる理想の体型に近づいていきます。

8位.偉人しくじり図鑑(河合敦 著)秀和システム
   人生には失敗や落とし穴がある。歴史上の実在の有名人も、失敗や落とし穴にもがき苦しんでいた。この「かすり傷」がじつは死ぬほど痛かった!という事例を学ぶことができる。

▼こんな記事でした(一部)
歴史から検証する!「油断大敵」の本当の意味とは?

   失言や油断、勘違いや短気などの小さなミスは、誰もが日常的に起こしてしまいます。
   でも、そんな「かすり傷」が死ぬほど痛いときが、人生にはあります。むしろ、かすり傷で死んでしまった人も、歴史上少なくありません。

9位.「即買いされる技術 キャッチコピーはウリが9割」(弓削徹 著)秀和システム
   なぜ商品が売れないのか? それは商品やサービスのウリや「お客様に選ばれるための強みや魅力」をあなたが発見できていないから。売れるキャッチコピーの極意が理解できる。

▼こんな記事でした(一部)
自ら決めた強みはたいてい間違っている? 売れる商品の「ウリ」の秘密

   「ウリ」を見誤っている事故、事例はいくらでもあげることができます。発明家のエジソンは蓄音機を発明しました。ビジネスマンとしても優秀だったエジソンは、蓄音機のウリを「ビジネスメモを音声で録音できる事務機器」と定めて、販売活動を展開しました。
   ところが、反応は思わしくなく、売り上げも上がりません。近くで見ていた別のセールスマンが「これは音楽を録音、再生するのによい商品なのではないか?」と考え、営業活動をしたところ、歴史を変える巨大な市場が立ち上がったのです。

10位.「ココロを盗む! ブラック人生相談」(岸正龍 著)辰巳出版
   恋愛で相手の本音を確かめたいときどうする? 高嶺の花のアノ人を落とすには? フリーランスのギャラ交渉は? この本を読めばココロのスキマが埋まりデキル人になれる。

▼こんな記事でした(一部)
諦めきれないステキな彼女、どうしたらうまくいきますか?

   著者の岸正龍さんは、どんな相手にも通用するテクニックがあると言います。その秘法は「犬猫トレーサー」というものです。いったい、どのようなテクニックなのでしょうか。
   「それは、アメリカの心理学者セオドア・ニューカム博士が、学生寮に入った7人の学生を対象に部屋割りをした際の実験です。ニューカム博士は入寮に際に、宗教や人種問題などについて異なる考え同士の学生が隣になる部屋割りをしました。誰と誰が親しくなっていくかを調査したところ、近い部屋の人同士が親しくなっていることがわかりました」

10位.「年収の9割は声で決まる! 」(秋竹朋子 著)清談社Publico
   一流の経営者が「いい声」をしている理由とは? 呼吸、滑舌、発声、この3つのトレーニングで、あなたの声が生まれ変わる。「声トレ」は簡単で誰でにも実践できる。

▼こんな記事でした(一部)
「声」と「話し方」を変えるだけで年収が上がるのはなぜか?

   筆者がオススメしたいのは声の録画です。自分の声を繰り返し確認することで状態を確認することができます。人間の声は変わっていきます。新人と、ベテランでは声が違うものです。仕事の内容によって声が大きく変わることもあります。
   人間は千差万別、声帯のつくりも、骨格も違います。自分の声としっかり向き合うことはとても大切なことです。どのような表情で話をしているのか見直してみるといいでしょう。さらに、自然体で受止めることが大切です。

   以上、同率順位もあったので、計11冊を紹介しました。

   正確に記載すると、私が書いているのは書評ではありません。書籍の内容を元に著者や編集者に対してヒアリングなどを行い、一部を引用しながらまとめる方式をとっています。イメージはルポルタージュが近いのですが、最近はルポルタージュという言葉を使用しないので、「ブックルポ(BookRepo)」と勝手に命名して取り組んでいます。

(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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