とうとう「フルロナ」が発生! インフルエンザとコロナのダブル感染に「日本は大丈夫なの?」(井津川倫子)

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えっ、フランスで新たな「変異株」が発見!?

   日本でもオミクロン株の市中感染が確認されて、ジワジワと新規感染者数が増えてきています。第6波の到来におびえるなか、フランスでは、なんと、新しい変異株が発見されたと現地メディアが伝えています。

New coronavirus variant ' IHU' identified in France
(新しいコロナ変異株のIHUがフランスで確認された)
variant:変異株
identify:確認する

   新しい変異株「IHU株」は、南仏の都市・マルセイユで確認されたそうです。最初の感染例はアフリカのカメルーン旅行から帰国した人で、その後、同地区で数例が相次いで確認されたとのこと。

   新しい変異株は、研究所の名前を取って「IHU株」と暫定的に名付けられていますが、「オミクロン株よりも感染力が強い」という、驚きの報道もあります。まだその正体がわからない「IHU株」ですが、最初の症例が確認されてからあっという間に世界中に広がったオミクロン株よりも感染力が強いとは......。

   ウイルスとの戦いはどこまで続くのか、新年早々、気が遠くなりそうです。

   それでは、「今週のニュースな英語」は、米専門家のことば「「It's not overly concerning」(過度に心配することはない)から、「overly」を取り上げます。

Your sales forecasts are overly optimistic
(あなたの営業予測は楽観的すぎます)

Do not feel overly nervous
(過度に緊張しないで下さい)

I'm not overly surprised
(私はあまり驚きません)

   デルタに続いてオミクロン、そしてフルロナと、次から次へと出現する「脅威」を前に、マスクや手洗い、そして「自宅静養」といった「前近代的手法」で立ち向かうことはできるのでしょうか? 「overly optimistic」(楽観すぎる)な判断は、避けてもらいたいものです。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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