米国の景気回復で円安ドル高強まる 懸念材料は引き続きオミクロン株(1月4日~7日)【株と為替 今週のねらい目】

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東京外国為替市場 年初はドル買い優勢でスタート

ドル・円予想レンジ:1ドル=114円50銭~115円80銭

2021年12月31日(金)終値 115円08銭

   今週の外国為替市場でドル円相場は、ドル強含みの展開か。

   前週のドル円相場は、ドルが強含みもみ合いとなった。クリスマス休暇、年末年始休暇入りし、市場参加者が減少するなか、米国の経済指標が市場予想を上回ったことでドル買い・円売りが優勢となり、ドルは1ドル=115円台前半に上昇した。

   今週のドル円相場は、ドルが強含みの展開となりそうだ。年末の米国の経済指標が市場予想を上回ったことで、市場では米国の景気回復を背景に日米の金利差が拡大するとの観測が強まっており、リスク選考のドル買いが優勢となっている。今週は米国の経済指標発表が相次ぐため、結果次第では、ドルが一段高となる可能性がある。

   経済指標は、国内では4日に大発会などが予定されている。

   海外では、4日に米国の12月のISM製造業景況感指数、中国の12月の財新製造業PMI、5日に米国の12月のADP雇用統計、FOMC(米連邦公開市場委員会)議事要旨(12月14~15日開催分)、6日に米国の11月の貿易収支と12月のISM非製造業景況感指数、7日に米国の12月の雇用統計などが予定されている。

(鷲尾香一)

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