2022年は外国株に注目!「経済オンチ」? の岸田首相では日本株の上昇は鈍いかも......【馬医金満のマネー通信】

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   みなさん、新年あけましておめでとうございます。

   馬医金満です。

   今年もどうぞよろしくお願いいたします。

   さて、2021年の株式市場の振り返ると、大納会の12月30日の東京株式市場で日経平均株価は前日比115円17銭安の2万8791円71銭となりました。昨年は一時、3万円を超える場面もありましたが、コロナ禍の影響もあって、残念ながら3万円を回復しないまま取引を終えています。

   とはいえ、年末としてはバブル経済の最盛期だった1989年の3万8915円87銭に迫る、32年ぶりの高値を付けました。2022年の寅年の株式市場はもっとよくなるのでしょうか。

  • 2022年の日本株はどうなる?(写真は、東京証券取引所)
    2022年の日本株はどうなる?(写真は、東京証券取引所)
  • 2022年の日本株はどうなる?(写真は、東京証券取引所)

2022年の大きなテーマは「政治」

   3万円台がなかなか回復しない原因としては、やはり新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の動向が不透明であることが大きいでしょう。オミクロン株の重症化リスクは少ないとの見方がある一方で、欧米では新規感染者数が過去最多となるなど、感染が急拡大しています。国内でも、市中感染が相次ぎ判明しています。

   その中で欧米の株式相場が急落するという見方があり、その影響を受けて落ちていったという理解が正しいのではないかとみています。

   また、東京都の感染者数も少しずつ増えてきており、50人の壁を越えようとしているところです。さらには感染実行係数が「1」を超えているという分析もあり、お正月休み明けの感染状況はかなり重要になるように思います。

米ニューヨーク証券取引所
米ニューヨーク証券取引所

   そこで2022年の株式市場ですが、「政治」が大きなテーマになると思っています。今夏の参院選のゆくえが気になりますが、それよりも気になるのが、岸田文雄首相が掲げている「新しい資本主義」です。岸田首相は、その実現のためにさまざまな機会やルートでの増税をほのめかしています。

   その中の一つに、金融資産への課税がありますが、これは老後の2000万円問題や、つみたてNISAとの設立背景と矛盾しているところがあり、岸田首相は経済に詳しくないのではないかというウワサが立つほどです。

   そのような岸田首相の政策によって、日本株の他国と比べた際の旨みがますます少なくなっていく可能性があるのではないかと感じています。

   そうなると、2022年は日本株よりも外国株に、より注目したくなってきます。また一年、国内外の経済動向から目が離せません。(馬医金満)

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