2021年の「大学対抗! 1万円からはじめる暗号通貨バトル Season3」は、6人中5人がプラス、ひとりが2倍を超すという驚きの結果となりました。
期間中に、史上最高値を更新した場面があったものの、不測の事態が起こることも多く、昨年よりも難しい相場だったかもしれません。
そのようななか、大学生トレーダーたちは好成績を残したのではないでしょうか。
暴落相場からバトル開始
2020年の暗号通貨バトルは、相場が横バイから上昇へと向かう中で終えました。しかし、2021年は相場がピークを打った場面から開始するという厳しい状況からのスタートでした。
ベンチマークをビットコインとすると、開始時点と終了時点の価格は500万円台半ばと、ほとんど変わっていないため、パッシブ運用(運用目標とされるベンチマークに連動する運用成果を目指す運用手法)的にはトントンよりも上であれば勝ちといえそうです。
◆ 歴史的材料が続出
この6か月間で、好悪合わせてあらゆるニュースが出てきました。
簡単に振り返っておきましょう。
【主な仮想通貨関連ニュース】
5月25日 ヘッジファンドの帝王レイ・ダリオ氏、ビットコインの保有を表明
6月 6日 エルサルバドルがBTCを法定通貨にすることを表明
6月21日 中国がマイニング&仮想通貨の取引規制を禁止
7月 アップル社とアマゾン社で仮想通貨関連の報道、どちらも否定
8月 5日 イーサリアムのアップデートが完了
9月 7日 エルサルバドルでビットコインが法定通貨に
10月19日 米国でビットコインETFが承認
特に、ビットコインが法定通貨になるという、誰もが予想できなかった出来事は、世界中を駆け巡りました。物議はあるものの、エルサルバドルの知名度が飛躍的に向上したことは間違いなさそうです。
ブケレ大統領が主導する1000億円規模のビットコインシティーの構想は、来年も材料となりそうです。
そして、仮想通貨業界の悲願であるビットコインETFが米国で承認されたことは、非常に大きな材料です。ETFの初日の売買代金が1000億円規模に膨らみ、わずか2日で1000億円の運用資産を集め、歴史的な成功したファンドとなったのです。
これにより、機関投資家がETFを通じてビットコインに投資できるようになり、長期的な投資家が増えることにより価格の上昇はもちろん、安定にも繋がりそうです。