「成人」愛子さまが世界の表舞台に! 海外メディアがささやく「眞子さんとの違い」(井津川倫子)

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「波風を立てない」愛子さま、眞子さんとの違いは......

   とはいえ、辛口報道が「お約束」の海外メディアです。お祝いモードのなかにも「ピリリ」とひねりを効かせた報道も見受けられました。米ヤフーニュースは、女性皇族の皇位継承について「ジェンダー問題」の切り口で報じています。

   Princess Aiko, the only child of Japan's emperor who can't inherit his title because of her gender
(日本天皇の一人っ子であるプリンセス愛子は、彼女のジェンダーのために皇位を継承することができない:米ヤフーニュース)
inherit:継承する、相続する

   さらに、いくつかのメディアが取り上げていたのが、小室圭さんと結婚して民間人になられた眞子さんのことでした。あるメディアは、日本国内では小室氏のことを「gold digger」(玉の輿)と非難する人々が存在する、とする米高級紙ニューヨーク・タイムズの記事を引用しながら、愛子さまの成年にあたっての感想が、「世論の反発を気にして当たり障りのない内容だった」、とまで報じていました。

   なかには、もう一歩踏み込んで、愛子さまは眞子さんと違って、決して「rock the boat」(波風を立てる)ことはない、というコメントを紹介しているメディアもありました。しばらくは、眞子さんの話題から逃れられそうにありません。

   それでは、「今週のニュースな英語」「rock the boat」(波風を立てる)を使った表現をご紹介しましょう。「余計な揉め事を起こす」という意味です。

   Don't rock the boat!
(余計な波風を立てるな!)

   Don't rock the boat by spreading stupid rumors!
(下らないことを言いふらして波風を立てるな!)

   Don't rock the boat until the negotiations are finished.
(交渉が終わるまで、余計なもめ事を起こすな)

   「成人式」を表す「coming of age」には、「新しい時代の到来」という意味もあるそうです。皇室をめぐるドタバタ劇を吹き飛ばすような愛子さまのはにかんだ笑顔に、新しい時代の訪れを感じました。(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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