首位走る北大、まだまだ上を狙う 追う専修大はファンダメンタル分析で勝負、着実に詰める明大(第26節)【FX大学対抗戦 Aグループ】

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

1ドル=114円「買い」で持ち越し(明治大学 佐野快斗さん)

◆今週の相場(11月15日~19日)

今週発表の指標
16日 米国小売売上高
17日 英国消費者物価指数
19日 英国小売売上高

先週は、ドル円は1ドル=113.500円から115.000円近くまで広い範囲で動いた。原油の備蓄放出および米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長の再選などが噂されるなか、円安の傾向は依然強いままで推移した。

ユーロ円は週高値、1ユーロ=130.599円、週安値127.978円の陰線と、1週間で大きく下落。週足チャートでは、128.000のラインが意識されているように見え、次の週足の形成が注目される。

一方、ポンド円は週高値154.733円、週安値152.520円の陽線をつけ、週足チャートではユーロ円と似た形を作っているが、上昇は緩まり、頭打ちになったように感じる。欧州通貨が対円価値上昇の緩まり見せるなか、ドル円は115円を目指すようにも見えるが、慎重にポジションを取り、大きく動いたときに追従していきたい。

米国消費者物価指数:JETROによれば、米国小売売上高は、Bloombergの市場予想+1.4%を超えて+1.7%となった。無店舗小売り・ガソリンスタンド・自動車部品などが上昇に寄与し、ホリデーシーズンを背景にした個人消費の増加が続いている証拠となった。サプライチェーン、原油の高騰など依然課題は残るものの、非産油国と強調した石油の備蓄放出なども検討されるなか、米国の金融引き締めはすでに織り込まれつつある。2017年以来のドル115円台にのるのか、注目である。

英国消費者物価指数:BBCによれば、10月分消費者物価指数(CPI)は前年同月比で4.2%上昇した。原油をはじめとした燃料・エネルギー価格の高騰が大きな要因だが、外食産業などでも値上がりを見せた。また、インフレ率は4.2%とイングランド銀行(英中央銀行)が設定している2%のインフレ目標の2倍以上になり、利上げの一層の早期化が予想されることとなった。

◆今週のトレード

ドル円:1ドル=115円のラインは流石に無視されないと考え、114.800円で5lotショート(売り)エントリー、114.500円で決済した。プラス1万5000円。

また、1ドル=114.000円で5lotロング(買い)エントリー。持ち越している。

◆児山将のワンポイントアドバイス
イングランド銀行(英中銀)のベイリー総裁などの要人の発言をみると、厳しく苦しい様子が伝わってきます。インフレは恐ろしく進んでおり、早急に対処しなければ、スタグフレーションとなるリスクがあります。物価と闘わなければいけない英中銀が、まさかインフレを「容認」するわけにはいけないでしょう。そのため、12月に利上げに動く可能性は高いと言われており、英国の金利市場も織り込みに向かっています。最初の利上げのインパクトは大きく、そして利上げ時期が遠いとみられるユーロよりは強い動きとなりやすそうです。

前週からの損益   プラス1万5000円
11月19日現在      133万648円

明治大学 佐野快斗(さの かいと)
明治大学 佐野快斗(さの かいと)
明治大学文学部2年 所属サークル:明治大学Break outs!
姉妹サイト