みなさん、こんにちは。馬医金満です。
さまざまなベンチャー企業が生まれるなか、コロナ禍以降に面白いと思っている分野に、「集中力」があります。この分野のベンチャー企業を紹介したいと思います。
ソフトバンクは「睡眠障害」解決の会社に出資
集中力やパフォーマンスの向上は、今後かなりホットなワードになると考えています。
特に、このコロナ禍でリモートワークが普及してからは、在宅勤務での集中力やパフォーマンスを高める環境を構築する必要が増えてきており、市場規模としても伸びてきているようです。
また、パフォーマンスの向上は、五感すべてに関係してくる分野であると認識しており、食や匂いなどの分野でも注目されてきています。
そのような背景にあって、睡眠をテーマにしたニュースが目を引きました。睡眠に関しては、アメリカの研究所の調査で、睡眠不足や日中の眠気による日本の経済損失が年間約15兆円にのぼることがわかっているといいます。この値がGDP(国内総生産)に占める比率は約3%で、日本は調査国の中ではワースト1位ということです。
ソフトバンクグループ(SBG)傘下のソフトバンク・ビジョン・ファンドが、「アキュリスファーマ」という睡眠障害の問題を解決するスタートアップに出資したことが話題となりました。アキュリスファーマは2021年10月末、国内外の投資家から約68億円を調達しています。
短期間での事業としては、海外の睡眠障害治療薬の国内販売を行い、そこからは医療関連の情報プラットフォームの構築を目指すといいます。このようなプラットフォームはいくつか国内にも存在していますが、後ろ盾にSBGがついているため、関係会社との提携が、より速いスピードで可能になると思われ、今後どのように事業を拡大し、売り上げを伸ばしていくのか、とても注目しています。
では、また!
(馬医金満)