東京外国為替市場 ドル買い材料乏しく......
ドル・円予想レンジ:1ドル=113円00銭~115円00銭
2021年11月19日(金)終値 114円20銭
今週の外国為替市場でドル円相場は、上値の重い展開か。
前週のドル円相場は、ドルが小幅上昇した。ドルは一時、1ドル=115円に迫る水準まで上昇し、年初来高値を更新したが、利益確定売りや実需の売りにより上値が重かった。その後は、1ドル=114円付近まで値を下げた。
今週のドル円相場は、上値の重い展開となりそうだ。ドル買い材料が乏しい状況に加え、1ドル=115円に近づけば、利益確定売りや実需の売りが見込まれる。米国の経済指標や金融政策が手掛かり材料となるなか、注目されるのはFRB(米連邦準備制度理事会)次期議長人事だろう。利上げに慎重なハト派と言われるブレイナード理事が浮上しており、その行方が注目される。
経済指標は、国内では26日に9月の景気動向指数などが予定されている。
海外では、22日に米国の10月の中古住宅販売、24日に米国の7~9月期GDP(国内総生産)改定値、米国の10月の耐久財受注と、個人消費支出と個人所得、新築住宅販売、26日に米国のブラックフライデーなどが予定されている。
(鷲尾香一)