「どうも仕事がつまらない。もっとやる気がでる仕事につきたいな~」
と、ふと、ため息をつくことはないだろうか。会社のパソコンをシャットダウンして外を散歩したくなる。そんな瞬間はどんなときにくるのか――。
転職支援サイトを運営するビズヒッツが「仕事がつまらないと思う瞬間ランキング」(埋込リンク:https://media.bizhits.co.jp/archives/18150)を、2021年9月30日に発表した。あなたに思い当たるふしはある?
ダントツ1位は「変化がなくマンネリ」
調査によると、2位に倍以上の差をつけたダントツの1位は「変化がないとき」だった=下のランキング表参照。
こんな声があがっていた。
「毎日同じことの繰り返しだと気づいたとき」(20歳代男性、物流)
「同じような作業が一日に何回も続くとき」(30歳代男性、理学療法士)
「同じ作業の繰り返しで、新しいことや突発的な仕事がないとき」(40歳代女性、事務)
「毎日仕事が単調で、同じことの繰り返し」「同じ顔ぶればかり相手にしている」「マンネリだなあ」と思うと、仕事がつまらなくなるのだ。
2位は「評価・感謝されないとき」だった。こんな声が多かった。
「どれだけ頑張ってもお客様や同僚から感謝されず、上司からも評価されない」(30歳代女性、営業事務)
「自分では頑張っているつもりなのに、ボーナスに反映されていない」(50歳代女性、パタンナー)
「頑張っても報われないとき」や「誰にも感謝されない仕事を、延々とただこなすとき」にモチベーションが下がり、虚しさを感じるものなのだ。「誰にも感謝されない仕事が一番つまらない」という声もあった。
3位は「人間関係に不満があるとき」だった。こんな声に代表される。
「同僚や上司と話がうまくできないとき、非常につまらなく感じます」(20歳代女性、事務) 「同僚たちが、職務内容と関係ないところで足の引っ張り合いをしていることが一番つまらない」(30歳代女性、リラクゼーションセラピスト)
「人間関係が希薄でギスギスしていたり、上司の機嫌が悪い職場にいたりすると仕事もつまらなくなる」(40歳代男性、エンジニア)
仕事そのものではなく、人間関係がうまくいかずにストレスや孤独感がたまると、仕事もつまらなくなってしまうのだ。
贅沢すぎる悩み「暇で時間をつぶすのが苦痛」
4位は「暇なとき」だった。こんなケースが多い。
「急いでやらなければいけない仕事がなく、代わりにやるべき仕事も見つけられない」(20歳代男性、飲食業)
「お客さんがまったく来ず、暇になって時間をつぶすのが大変なとき」(30歳代女性、接客業)
「案件がなく、暇な状態のまま日々やることがないとき」(50歳代男性、ITエンジニア)
「配達の待ち時間」「仕事が少なく暇なとき」「お客さんがいないとき」「電話がならないとき」などの回答が寄せられた。
忙しそうに働いているほかの同僚からみると、ぜいたくな悩みだが、仕事がなくて時間つぶしが苦痛になる人もいるのだ。「新しい仕事をしようにも、勝手に進められない状況だ」と、行き詰まってしまった人もいた。
5位は「目標・意義を見失ったとき」で、けっこう深刻なケースが多い。
「この仕事は本当に社会にとって必要なのか?と感じたときに、つまらない仕事だなと思う」(20歳代女性、公務員)
「目的がよくわからない仕事をしている気がする」(30歳代男性、スポーツインストラクター)
「上司の機嫌取りのために、意味のない仕事をしなければいけなくなった」(40歳代男性、研究開発)
ふと「自分がやっているのは意味のない仕事ではないか」と感じた時に、焦燥感にとらわれる。「顧客の反応を直接確認できないので、自分の仕事の意義を感じられない」という回答もあった。
なお調査は、2021年7月29日から8月12日まで、インターネットで仕事をつまらないと感じている20歳代~50歳代の男女417人に、「どんなときにつまらないと思うのか」を聞いた。