国産スマホ「バルミューダフォン」はiPhoneを超えられるか!? 「価格が...」「デザインが...」と残念がる声

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「校庭に整列している生徒」のようなスマホ事情

   そうした中で、なぜ寺尾玄社長はあえてスマホ事業に挑戦したのだろうか。11月16日の発表会では、1日300円、500円で生活したロックミュージシャンの貧窮時代を振り返りながら、こう述べた。

「(昨年正月に)初めて『この会社はしばらく潰れないだろう』と感じた。そこで自分が一番やりたかったことを振り返って『パソコン』が思い浮かんだが、すでにパソコンは手のひらサイズになっていた」
賛否両論の背面がカーブを描くデザイン(公式サイトより)
賛否両論の背面がカーブを描くデザイン(公式サイトより)

   だから、スマホを目指したという。そして、こう語ったのだった。

「スマホは非常に個人的な道具なのに、画一的になってしまっている。選択の自由がない。ほかの人と区別のつかない道具を使っている我々は、まるで校庭に整列している生徒のようではないか。きちんと並べと言われると飛び出したくなるのが我々で、そこで作ったのがバルミューダフォンだ。iPhone以外のものをほしい人は必ずいる」

とアピールしたのだ。

   この巨象アップルに挑戦する寺尾氏とバルミューダフォンについて、インターネット上では驚きと称賛、そして冷ややかな声が錯綜している。ヤフーニュースのヤフコメ欄では、こんな意見が相次いだ。

   ITジャーナリストの篠原修司氏は、こう疑問を投げかけた。

「『BALMUDA Phone』はいわゆるバルミューダのおしゃれ家電シリーズの一つとして見た場合、納得のデザインと価格かもしれませんが、注意すべきは防水性能の低さです。10万円という価格ながらも(防水規格は)IPX4の生活防水レベルでしかありません。IPX4は『あらゆる方向からの水の飛沫を受けても有害な影響を受けない』というものであり、流水には弱いです。そのため、キッチンで使おうとして誤って水がかかってしまった場合、故障する恐れがあります。スマホをよく水に濡らしてしまうという人は購入前によく検討したほうがよいでしょう」
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