きょうは、50代のTさんがいらっしゃっています。
「コロナ禍で在宅勤務を続けていましたが、現在は選択制で週に1~2日出社してもいいことになっています。私も気分転換に会社に出社することがありますが、『運動不足なんだろうな』という人、『この人、運動続けているんだろうな』という人、見た目が二極化していますね。
私は後者だったらいいな。カラダの健康についてもそうですが、学びについても二極化しているんだろうなと思っています。私もコロナ禍で英語を学び始めましたが、今は海外出張がないので、どうやってモチベーションを保っていくか、悩んでいるところです」
危機感がモチベーションにつながる人はこんな人
コロナ禍のリモートワークで、通勤時間がなくなった時間を学びに当てている人が増えている話を聞きます。50代でもそうですね。ただ、それはすべての人に当てはまるのではなく、学びの意識が高まっている人、そうじゃない人と二極化してしまっているんですね。
不安や危機感から「何か始めなくっちゃ」と学びにつながる人、不安に押しつぶされそうになって気持ちだけ「どうしよう」と焦ってしまう人。どんな人でも与えられた1日の時間は同じ24時間なので、せっかくの時間は有効に使いたいものです。
この1日数十分から数時間の差が、数年後には大きな差となってしまいます。
ビジネス環境がこれだけ大きく変化しているなか、それによって必要とされるスキルが変わってくるため、どんな年齢になっても「学び」は重要とされるのですが、なかなかそれがモチベーションに直結しないという人もいるものです。
そこでまずは、学びのメリットを知っておきましょう。
◆人生における学びのメリット
大きく分けるとメリットは3つあります。
・仕事のプラスになる、仕事のパフォーマンスが上がる
・これからのキャリアについて自分で考えることができる
・人生を豊かにできる
短期的だと、今の仕事に生かすことができ、中期的に考えると学びを加えることで、これからの自分自身のキャリアを自分で創れる可能性が高まります。また、よく「学生時代もっと学んでおけばよかったな」と後悔する人も多いと思いますが、学びは経験できること、体験できることを増やし、その分人生を豊かにしてくれるものです。
「どうしようと」思いやなんでいる時間があったら、まずは本を読むことでもいいので、未来のために時間を有効に使ってみましょう。