ソフトバンクの無線給電技術に注目してみました。ニュースを見て、とても興味深く思ったのです。
同社は「ワイヤレス給電」の実用化に向けた技術開発を、京都大学や金沢工業大学、情報通信研究機構(NICT)と共同で進めることが報道されました。現在、電気を飛ばすことは電波の干渉などのトラブルが起きるとして政府が規制を行っていますが、省令で規制を緩和していく流れになるとのことです。
今後の技術発展のウィークポイントは何か?
ワイヤレス給電は、現在スマートフォンなどで広く採用されている「Qi」規格ワイヤレス充電とは異なり、充電器との接触を必要としません。
ソフトバンクは全国に約23万か所の基地局(2021年2月時点)を持っているため、対応する機種を持っている人から、その基地局の近くでは、充電ができる仕様にしていくことが予想されています。将来的に、100メートル程度の範囲にまで電気を飛ばすことを目標としています。
中期的には、携帯電話やイヤホンなどの充電がケーブルなしでもできるようになり、長期的には人体にチップを埋め込んだ場合の給電にも用いる計画になっているようです。
最近、ちょっと気になっているのは、今後の技術発展の一番のウィークポイントは何かというところです。現在もそうですが、全世界で半導体不足がいわれており、半導体が今後の発展のための一番の改善点と考えられていますが、その半導体を作るためにも、必要な電気(エネルギー)がさらに重要なカギを握っているのではないかと思っています。
特に、上記のソフトバンクのニュースを読んでからは、エネルギーそのものよりも、ユーザーが使えるようになるための送電技術が、ますます大切になるのではないかと思うようになりました。
では、また!
(馬医金満)