伝わらない悲しさ、理解できない悲しさ
人間には感情があります。だからもし、あなたが説明した内容が相手に伝わらなければ、あなたはきっと悲しいはずです。こんなことはありませんか。
・プレゼンで主張したことが上司に納得してもらえなかった。
・採用面接で一生懸命アピールしたのに面接官には伝わっていなかった。
こんな出来事は、できれば避けたいものです。一方で、説明する相手にも、感情があります。理解できない悲しさです。
・部下があのプレゼンで何を言いたかったのか理解できなかった。
・一生懸命さは伝わるが、何をアピールしたかったのかがわからなかった。
あなたがする説明の相手は、その内容を理解したいと思って聞いてくれているかもしれません。だとすると、あなたの説明を聞いても理解できなかったという事実は、その人にとってとても悲しいことであり、これもまた、できれば避けたいものです。
「わかった」「できた」「解けた」という経験は、気持ちのいい感情です。「わからない」は不快ですが、裏を返せば「わかった」は快感です。もし、説明や理解することに苦手意識を持っているなら、この機会に改善してみませんか。
(尾藤克之)