ポンド急落を回避した北大がプラス 追う専修大は効率よく利益積み上げ、明大もプラス(第24節)【FX大学対抗戦 Aグループ】

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米ドルで勝ち、ポンドで負け......(明治大学 佐野快斗さん)

◆ 今週の相場(11月1日~5日)
1日 米国ISM製造業景況指数
2日 RBA政策金利、RBNZ政策金利
3日 ISM非製造業景況指数、FOMC政策金利
4日 BOE政策金利
5日 米国雇用統計

   さまざまな指標などの発表があったものの、円安傾向は続行。ドル円は113.500円~114.000円で推移しており、1週間にわたるトレンドは特になかった。

   ユーロ円は132円のラインで横に動いていたものの、週末にかけて大きく下落し、4日23時ごろには1ユーロ=131.000円付近まで下がることとなった。ポンド円に関しては4日時点で156.000円であったのがその後一転して急落、5日には153円台まで下落した。

   主要国の経済指標が出尽くし、またイギリスの利上げ見送り、米国のテーパリング(量的緩和の縮小)決定など円売りの動きを止めるような発表が多く、先々週までから一転してポンド円などの大幅な下落が目立った。

   ISM製造業景況指数:Bloombergによれば10月の米国ISM製造業景況指数は60.8と下落、需要が大きくなる一方で長引いているコモディティの高騰およびサプライチェーンの阻害が問題となった。サプライズではないため、チャートに大きな変化はなかった。

   RBA政策金利:REUTERSによれば、オーストラリア準備銀行は政策金利を0.10%で据え置き、長期間の低金利維持を示唆した。債権買い入れの量も据え置いたものの、ワクチン接種率の増加・雇用の堅調から中銀はより速い速度での経済回復を期待している。12時からの1時間足では始値85.710円終値85.510円と瞬間的には動かなかったものの、2日夜には84円台まで下落した。

   FOMC政策金利:三井住友DSアセットマネジメントのレポートによれば、FRB(米連邦準備制度理事会)は政策金利を0.00~0.25%に据え置き、経済回復を理由にテーパリングを決定した。パウエル議長は2022年半ばにテーパリングを終了するとしたが、利上げ時期については細かく言及しなかった。チャートでは最高値114.220円の実体が小さい陽線を付けたが、その後も113.500~114.000のレンジ範囲内に収っている。

◆ 今週のトレード
米ドル円:レンジ範囲内であったためFOMC発表前に1ドル=113.500でロング(買い)エントリー、113.900で決済した。プラス2万円。
ポンド円:156円ラインで支持線があったため、1ポンド=156円でロング(買い)エントリーするも損切り。マイナス1万円。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
利上げはいつか? という問いに関して、FRB(米連邦準備制度理事会)要人の発言をチェックしておきましょう。

クラリダ副議長 「2022年末までに利上げの条件が満たされる」
ブラード総裁「2022年末までに2回の利上げを見込む」
2022年末には米国は利上げに踏み切る公算となっており、ここまでは金利と米ドルは上昇しやすいと考えられます。テーパリング(量的緩和の縮小)が2022年6月に終了となるために、最短では9月のFOMCでの利上げ発表の可能性がありそうです。
さて、直近大きく相場が動きそうなイベントとしてはFRB議長のパウエル氏の再任です。次期議長はブレイナード理事が最有力候補となっており、よりハト派であり金融規制に厳しい視点であることから、すでにドルが売られる動きがみられています。なお、11月4日時点での賭けサイトの様子では、パウエル氏の再任が80%超、ブレイナード氏の指名は10%未満とパウエル氏が再任されることが見込まれています。

前週からの損益   プラス1万円
11月5日現在   131万5648円

明治大学 佐野快斗(さの かいと)
明治大学 佐野快斗(さの かいと)
明治大学文学部2年 所属サークル:明治大学Break outs!
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