「職場の若い人にスマホのことを聞くのはそんなに迷惑?」50代女性の投稿が大炎上!「ショップに行けよ」「教室に通ったら」と怒りの声殺到

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「スマホのトラブルを調べるのは医者の診察と同じ」

――投稿者が批判される点は、第一に「自分でショップに行ったり、スマホ教室に通ったり、本やネットで調べたりすればよいことを職場の同僚に聞いたこと」、第二に「同僚の働く時間を奪ったこと」、第三に「自家製の漬物や野菜を贈ってお礼の代わりにしたこと」というものです。それぞれの理由について、どう思いますか。

川上さん「まず第三については、同僚も漬物が好きで、スマホの件の御礼だと受け取っているなら問題はないように思います。しかし、漬物が嫌いで、返って迷惑だと受け取っているならば問題ですが。
第一と二は、一体的なものです。そのことが投稿者さんには今一つ理解しがたいのだと思います。スマホについて聞かれる側は、まずどんな質問なのかを理解する必要があります。たとえば、『スマホが動かない』と聞かれても、それが深刻な故障なのか、充電のし忘れなのか、指でスライドさせることが分からないのか、などいろいろな可能性があります。 しかし、ただ『スマホが動かない』と聞かれてしまうと、まずどんな症状なのか、何をしてどうなったのか、などを探ることから始めることになります。医者の診察のような感じです。その結果、単に充電のし忘れだったとわかった場合、『なんだ、そんな簡単なことか』で終わってしまいそうです。しかし、その結論を見出すまでに5分かかったとしても、その5分は同僚にとってフルに頭を回転させた5分なのです」
「もうスマホのこと聞くの、やめて!」と怒る若い女性(写真はイメージ)
「もうスマホのこと聞くの、やめて!」と怒る若い女性(写真はイメージ)

――なるほど、医者の診察と同じですか。投稿者はその苦労が全然わかっていない、ということですね。

川上さん「投稿者さんからすればちょっとした質問のつもりでも、聞かれた側には意外と負担がかかっているものです。その負担が侮れないから、携帯電話会社はわざわざショップを構えたり、教室を開いたりしているのです。それらの背景を理解せずに、何度も気軽に聞いているとしたら、それを不快と感じる同僚は決して心が狭いわけではなく、本当に負担になっているのです。投稿者さんが、その負担に気づいていないことに批判が集まっているように感じます」
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