部下一人ひとりが主体的に働くようになるマネジメントの起点「責任の明確化」〈後編〉(前川孝雄)

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「あなたならでは」の役割・仕事に動機づける

■チームの中での役割・仕事の位置づけを明らかにする

   こうしたプロセスを経て、部下に任せたい役割・仕事を明らかにしたら、それが組織・チームの中でどのような位置づけになるかを言語化し、本人とチーム全体で共有することも大切です。

   例示した「中堅広告代理店 営業組織の仮想例」を参照してください。このような個性とウィットのある組織図を作成し共有することも効果的ですが、ここではチーム全体に各メンバーを位置付ける意義とポイントを確認します。

   「仮想例」の中の面談相手の部下は、営業第二課の11年目の目標の中に位置づけ動機づけると同時に、本人のキャリア希望に根差した自分らしい意義ある役割・仕事として、またチームの期待を背負ったものとして動機づけるのです。

   そのことで、部下一人ひとりの活躍・成長と組織の成長が繋がり、主体的・自律的に遂行する姿勢が芽生えていきます。それがすなわち仕事の責任の明確化となるのです。(前川孝雄)

※マネジメント改革を実現する「上司力」の詳細をさらに詳しく知りたい方は、拙著「本物の上司力~『役割』に徹すればマネジメントはうまくいく」(大和出版、2020年10月発行)をご参照ください。

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