第三者の言葉を借りてみる
「過去を振り返って、未来を考える」――。これを自分の頭の中だけで考えると、これまでの延長線上の答えしか出てこない可能性があります。そこで第三者の言葉も借りてみましょう。
まず、「これまで自分の中で大切にしてきたこと」や「こんなことに活用していきたい」ことなどを第三者に伝えてみましょう。そして、第三者に感想を言ってもらいます。第三者は、できるだけマイナスのことを言わない人がいいですね。お互いが発表しあえる場もいいと思います。
「この部分はもっと具体的にしたほうがいいかも」
「〜の経験がSさんを作りあげたんだね」
「さらにこんな分野に挑戦してみては」
など、自分の頭の中だけでは思い浮かばなかったことが出てくるでしょう。ふだん自分のことに対しては思い浮かばないけれど、相手のことに対しては「こうしたほうがいい」というアドバイスが思いつくこともあると思います。
これは、自分のことに対しては「できないかも」というブレーキがかかってしまいますが、人のことに対しては自由に発想ができるからなんですね。
そして、何事もやっぱり「まずはやってみる」ことが大事。せっかくアドバイスをもらっても、それで満足してしまっては、結局60歳過ぎても変わりません。
肝心なのは、次の行動までを計画することです。今すぐ新しいことを挑戦するのは難しくても、今の仕事に試すことができることもあると思います。実際に「やってみる」ことです。今の仕事は満足していても、「自分の大切にしていること」を意識して行動するだけで、同じ仕事に対しての満足度も変わってくるでしょう。
Sさんもぜひお試しください! (ひろ子ママの教訓)