「仕事はすぐ見つかるが、伴侶はすぐに見つからない」
投稿者の夫の考え方に理解を示す女性も少なくなかった。「私は仕事より夫を選択した」「専業主婦になったらいかが」というアドバイスだ。
「不思議ですね。専業主婦希望の妻には働けという夫、バリバリ働きたいという妻には専業主婦でいいという夫。このような組み合わせの夫婦のなんと多いことか。だからといって離婚は、極端な選択です。仕事はすぐ見つかるかもですが、伴侶は次に見つかるとは言い切れません。仕事をしたいがために大切な何かを失うような気がします」
「私は仕事よりも夫との人生を選びました。結果、キャリアは失ったけれど、自分で決めたことだから後悔していません。彼との生活のほうがかけがえのないものと感じたからです。人生ではすべては得られないのは普通ですよね」
今回の「『専業主婦にならないと離婚だ』と夫に言われ、離婚しました」という投稿を巡る論争について、J‐CASTニュース会社ウォッチ編集部は、女性の働き方に詳しいワークスタイル研究家の川上敬太郎さんに聞いた。
――この投稿と回答者たちの意見を読んで、率直にどのような感想を持ちましたか。
川上敬太郎さん「夫婦のあるべき姿や結婚観は人それぞれなのだと思いました。投稿者さんと夫との間にも違いがあり、回答者さんたちもそれぞれ異なるイメージをお持ちのようです。その違いは時に、婚姻関係を解消しなければならないほど大きな影響を及ぼすことがあるのだと感じました」