眞子さま「ジミ婚」の代償は? 小室圭さん「愛しております」発言を海外メディアはどう伝えたのか(井津川倫子)

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「眞子さまを愛しております」英訳が一番上手だったのは英BBC!

   さて、いよいよ小室さんの「私は眞子さんを愛しております」発言です。メディアによって微妙に単語やフレーズが違っていましたが、私が「一番上手」だと思ったのは英BBCの訳でした。

I love Mako. I want to spend the only life I have with the one I love
(私は眞子さんを愛しております。一度きりの人生を、愛する人とともに過ごしたいと思っています:英BBC)

   シンプルでわかりやすい英語に「お見事!」と脱帽しましたが、さらに強いメッセージ性を感じたのが英インディペンデントの次の見出しでした。

'You only live once' Japanese princess Mako and new 'commoner' husband defend their marriage in address
(「人生は一度だけ」。日本のプリンセス眞子と新しい一般人の夫が彼らの結婚を守る発言をした:英インディペンデント)

   確かに、「You only live once」(人生は一度だけ)。生まれも育ちも関係なく、愛した人と一緒に一度きりの人生を過ごしたい。当たり前のことを主張して自分たちの結婚を「defend」(守る、擁護する)せざるを得ないお二人を、側面から「defend」している見出しだと思いました。

   それでは「今週のニュースな英語」です。今回は「cost」(犠牲にする、費用がかかる)を使った表現をご紹介しましょう。

This coat cost me $500
(このコートは500ドルした)


This cost a lot
(ずいぶんお金がかかった)


Alcohol cost him his job
(アルコールのために彼は仕事を犠牲にした)


Your job will cost you your life
(その仕事は君の命を失うよ)

   眞子さんと小室さんの会見からは、お二人のまじめさと、「正しいことを主張したい」という意志の強さが伝わってきました。理不尽なことが多い世の中で、時には自分たちの思いを「cost」(犠牲にする)ことも必要でしょう。メディアの注目は、まだまだ続きそうです。

(井津川倫子)

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井津川倫子(いつかわりんこ)
津田塾大学卒。日本企業に勤める現役サラリーウーマン。TOEIC(R)L&Rの最高スコア975点。海外駐在員として赴任したロンドンでは、イギリス式の英語学習法を体験。モットーは、「いくつになっても英語は上達できる」。英国BBC放送などの海外メディアから「使える英語」を拾うのが得意。教科書では学べないリアルな英語のおもしろさを伝えている。
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