解約金システムの「謎」を経験......
インターネット上では歓迎する声が多い。ヤフコメではこんな意見が相次いだ。
「『解約金』は、もともと値引き合戦から編み出された苦肉の策で、通信事業者の都合だったと思います。そのような事情で2年間も拘束されること自体おかしな話です。撤廃するのが遅いくらいだと思います」
「もともと長期利用者に対する優遇策として契約年数に応じて割引率が上がる仕組みだったのが、契約1年目から最大減の適用をする代わりに、一定期間(1~2年)の継続使用を確約させるのが始まりだった。いつの間にか『縛り』扱いされていたけど」
解約金システムの「謎」については、こんな経験談も。
「auで子どものキッズ携帯を使わなくなったのに、解約し忘れて何年も経っていたので解約しに行くと、2年縛りに引っかかった。1年以上契約が残っていたが、ショップで機種変更して翌月に解約すれば解約金はいらないとのこと。機種を0円でiPhoneSEに乗り換えて翌月解約した。実資iPhoneSEを事務手数料と1か月分の一番安いプラン料金の5000円もしない金額で買ったようなものだ。SEを中古で売れば、いくらかプラスになったかもしれないが、取り敢えず箱の中に入れっぱなし」
携帯電話の解約金廃止の次は長期利用者の優遇と、光回線などインターネット通信サービスの高額違約金の廃止を望む声が多かった。
「乗換えには優しくて、長期利用者に冷たい携帯会社。乗換えたほうが得をする仕組み自体が変で、ユーザーを増やしたいがための縛りだったが、長期利用すればするほど料金の割引があるほうがユーザーは逃げないと思う。解約金の廃止も結構ですから長期利用者の割引制度もお願いします」
「次は基本料金の廃止。海外では使った分だけ払う契約が何か国かある。SIMも有効期限があり、課金により更新するか、何かプランの契約をすれば自動的に有効期限も更新される。ネット使用も1時間とか1週間など細かく設定でき、電話も従量制や、5分かけ放題など細かく設定できる」
「こういう流れはいいと思うが、光回線などの契約も見直してくれませんか。2年縛りの高額違約金は、携帯電話会社がやっていたこととまったく変わらない」
(福田和郎)