コロナ禍が収まっても「忘年会やらない」企業が7割以上!「昭和のオワコン。ありがたい」と感謝の声

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「忘年会代わりに高級肉が配られ、家族で美味しく頂いた」

二次会のカラオケが耐えられないという人が多い(写真はイメージ)
二次会のカラオケが耐えられないという人が多い(写真はイメージ)

   インターネット上では、忘年会をやめる企業が多いことに、賛成の声が圧倒的だ。ヤフコメではこんな意見が相次いだ。

   日本総合研究所調査部マクロ経済研究センター所長の石川智久氏は、こう指摘した。

「若い人たちなどに話を聞くと、企業内でのコミュニケーションの重要性はかなり認識していますが、強制的な酒の場でないほうがよいとの話を聞きます。またオンラインで、1対1で話をするほうが、飲み会の多数の前よりも話がしやすく、話も丁寧にできてよいとの意見もあります。
また、セクハラやパワハラのリスクも減ります。2年近いコロナ禍で企業内のコミュニ―ケーションの在り方もかなり変わっています。飲み会でのコミュニケーションも意味があるとは思いますが、それだけに頼らない対話の方法を考えていく必要があるでしょう。また、飲食業も忘年会や新年会に頼らない戦略を考える必要があります」

   忘年会は会社の行事としては「オワコン」だという意見が相次いだ。

「コロナ禍の影響は確かにあると思うけど、会社行事として、しかも参加不参加の選択が事実上ないような忘年会・新年会、それから研修という名の社員旅行、慰安旅行は敬遠したい時代の流れじゃないかな」
「飲み会で、無礼講で話そうなんていう時代でもないのかな、と思います。無意味とは言わないが、推進派がいうほどよい影響があるとも思えません」

   昨年から忘年会がなくなった人たちからは、こんなメリットをあげる声が。

「去年は忘年会がなくなり、その代わりに高級肉が配られ、家族で美味しく頂きました。会社の人と飲むよりも、家庭でホッと食事をするほうが気は休まります」
「うちの会社は一昨年から忘年会をやらなくなったので、忘年会費としていた5000円分のQUOカード(編集部注:住友商事グループが発行する全国共通ギフトカード)が正社員はもちろん派遣社員まで支給されるようになりました。みんな喜んでいます」
「前の職場は毎月飲み会があり、そのたび上司の説教の場でした。パワハラ、暴力も見たこと何度もあります。いまは飲み会も一切なく自由参加。今の時代はこれがベーシック。家族との時間がたくさんできたし、お金もたくさん貯まりました」

   最後にこんな意見を紹介したい。

「確かに。昭和から惰性で続けてきたものをいったん見直すいい機会になりますね、コロナ騒動は」

(福田和郎)

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