「007/No Time to Die」シリーズ史上最高の興行収入!?
一方、久しぶりの劇場公開作となった英スパイ映画「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」ですが、こちらも「巣ごもり」に辟易した人々の心をガッチリとつかんでいるようです。
本国英国では、公開直後の興行収入が前作「007/スペクター」を抜いてシリーズ史上最高額となったと報じられました。
No Time to Die scores James Bond's biggest UK opening box office weekend
(「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は、英国で公開週最高売り上げのジェームスボンド作品となった:英BBC)
日本でも大ヒット上映となっている本作品ですが、北米での劇場公開に続き、最大の市場・中国での公開が控えています。2021年10月時点では年間世界興行収入の第2位で、500億円の大台を突破する見込みだと報じられていますが、まだ世界中の劇場が完全オープンになっていないため「007シリーズ最高売り上げは難しい」と予想されています。
早く映画館に活気が戻って欲しいと思いますが、まだまだ二の足を踏む人も多いことでしょう。自宅で楽しめる「Squid Game」と劇場で楽しむ「ノー・タイム・トゥ・ダイ」。今のところ勝利の女神は「Squid Game」に微笑んでいるようです。
それでは、「今週のニュースな英語」は、「007/ No Time to Die」から、「no time to~」を使った表現を紹介します。直訳すると「~する時間はない」ですが、いろんなニュアンスで使われます。
You have no time to cry
(泣いているヒマはないよ)
We have no time to argue
(言い争いしている場合じゃない)
前置詞の「for」と名詞を組み合わせる言い方もあります。
I have no time for lunch
(ランチを食べる時間がない)
I have no time for reading
(本を読むヒマもない)
話題の「イカゲーム」はまだ観ていませんが、「007/ No Time to Die」は劇場でたっぷりと堪能してきました。タイトルの日本語訳についてはさまざまな解釈がありますが、個人的には「死んでいる場合じゃない」がしっくりくると感じました。
さて、みなさんのご感想は?
(井津川倫子)