「マナー」はなぜ炎上するのか? 誹謗中傷する人の心理とは......【尾藤克之のオススメ】

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誹謗中傷は一気に燃え上がる

   いま、あなたは充実した日々を送っています。仕事も家庭も満ち足りた状態です。おそらく誹謗中傷をすることなど考えもしないはずです。あなたが、誹謗中傷をやめられないということは、自らの人生が満たされていないことを証明するようなものです。

   妬みや誹謗中傷は、次第に「快楽」へと変化し「幸福感」を感じるようになります。美味しいものを食べると「満足感」を得るのと同じ仕組みです。

   ところがより強い「満足感」を得るように、刺激の強いものを求めて「誹謗中傷の量」が増えていきます。この連鎖に気づかないとエスカレートして頭の中は「ネガティブ思考」に染まります。

   誹謗中傷は人を傷つけ苦しめます。言葉のナイフで相手の心を刺しているからです。ところが、人を傷つけ苦しめた人もそのままではいられません。傷つけた分だけ自分を傷つけているのです。そして、ブーメランのごとく跳ね返ります。妬みが負の感情を蓄積して自分のカラダを蝕むようになります。

   この連鎖の仕組みを理解しないかぎり、行動を改めることはできません。「妬みや誹謗中傷は不幸を引き寄せる」ことを頭の片隅に入れておきたいものです。(尾藤克之)

尾藤 克之(びとう・かつゆき)
尾藤 克之(びとう・かつゆき)
コラムニスト、著述家、明治大学客員研究員。
議員秘書、コンサル、IT系上場企業等の役員を経て、現在は障害者支援団体の「アスカ王国」を運営。複数のニュースサイトに投稿。著書は『最後まで読みたくなる最強の文章術』(ソシム)など19冊。アメーバブログ「コラム秘伝のタレ」も連載中。
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