「反論一つしない夫のストレスこそ心配だ」
――一方、投稿者を思いやる意見も少なくありません。育児と家事を夫婦で背負い込まずに、実家に帰ったり、両親に来てもらったり、シッターや家事代行業を頼んだりするべきだというアドバイスもあります。
川上さん「それぞれ参考になるアドバイスだと思いますが、投稿者さん自身は夫の態度そのものに不満を抱いているようなので、根本的な解決になるかどうかは一概に言えないようにも思います」
――川上さんなら、投稿者と夫に対してどうアドバイスしますか。
川上さん「投稿者さんは、夫に対して厳しい見方しかできていないように思います。しかし、吐き出さなければ気持ちがさらに塞いでしまうかもしれません。それは、感情を持つ人間としての性(さが)であり、理詰めで考えても解決できないのではないでしょうか。そこまで自らを追い詰めるまで、投稿者さんは毎日一生懸命頑張っているのだと思います。
そんな投稿者さんの言い分に、反論一つしない夫は、投稿者さんの状態を理解して、敢えて刺激しないように振る舞っているのかもしれません。ただ、その状況は夫にも大きなストレスを与えるはずです。共に暮らす夫の心身の健康も害してしまうようなことにならないかがとても心配です。
もしストレスの高い状態が今後も改善されないようであれば、投稿者さんご夫婦とお子さんの心身の健康を最優先し、生活環境を大きく変えることも含めて、対応を考える必要があるように思います」
(福田和郎)