早まった判断だった......(明治大学 佐藤諒さん)
今週(10月4日週)は特に週末に円が弱く、各ペアは高値を更新しました。米ドル円は経済指標が力強かったことと、金利高が重なり年初来最高値となりました。週末に大きく動いたので、来週初めに反動がないか見極め、基本的には順張りでいきたいと思います。
◆ 今週のトレード先週から保有していたCAD/JPY(カナダ〈加〉ドル/円)を売却しました。今までの自分だったら売却しなかったと思うのですが、最近利益がとれていなかったため、早まった判断をしてしまいました。ロットを少し上げていたのも原因かもしれません。
逆指値を赤い矢印のところにかけており、刺さってしまいました。決済後にとても強く上昇しており、取れたはずの利益の3分の1~5分の1くらいしか取れませんでした。今回の反省点は、含み益の金額によってトレードが左右されてしまったことと、過去のトレードに影響されてしまった点です。
このトレードによって、プラス7万円になりました。
また、8日(金)にAUD/JPY(オーストラリア〈豪〉ドル/円)をショート(売り)にロスカットしたので、マイナス1万5000円になりました。
来週からは損が出ることを受け入れて、利益を大きくしたいと思います。狙いとしてはポンド・カナダドル・豪ドルです。いずれもロング(買い)で狙いたいと思います。
◆ 今週の取引
先週の含み損(1万円)は解消。
CAD/JPY(加ドル円) プラス7万円
AUD/JPY(豪ドル円) マイナス1.5万円
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
この週はカナダを選択している学生が多く、さすがセンスがあるなと感じます。カナダの原油の多くはサンドオイルであり、採算コストが高くなっています。しかし、原油価格が80ドルを超えてくるとほぼすべての油田で採算が出るため、大きな恩恵を得ることになります。これがカナダドル高につながるため、大きく上昇する背景にもなっています。
コメント時点のカナダ円は2017年9月の高値を突破しており、チャートとしては青天井の状態です。原油価格は100ドルを超えるという予想もあり、このまま上昇を続けるのであればカナダ円も堅調な相場が継続しそうです。
10月8日現在 113万5000円