ポイントは米国の長期金利上昇か 株価は上値重く、ドルは上昇基調に(10月11日~15日)【株と為替 今週のねらい目】

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   原油高を背景にしたインフレ懸念や米国の長期金利が上昇基調を強めていることで、米国株が下落。これを受けて、東京株式市場の日経平均株価は前週(2021年10月4日週)、3週続落した。恒大集団をきっかけに火が付いた中国の不動産業の債務問題への警戒感もくすぶっている。株価にとって、いい材料が見つからない。

   また米国の長期金利の上昇圧力は、ドルが上昇しやすい地合いでもある。どうなる!? 今週の株式・為替マーケット!

  • 株価が下落基調に……
    株価が下落基調に……
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東京株式市場 米国の経済指標に注意!

日経平均株価予想レンジ:2万7000円~2万9000円

2021年10月8日(金) 終値 2万8048円94銭

   今週の東京株式市場の日経平均株価は、引き続き上値の重い展開か。

   前週の日経平均株価は、3週連続で続落となった。原油高によるインフレ懸念や、米国の長期金利上昇により、米国株が下落したこともあり、日経平均株価は一時2万7500円を割り込んだ。

   岸田文雄首相が金融所得課税の見直しに言及したことも嫌気材料となった、との声も聞かれた。ただ、米連邦債務の上限問題が進捗したことで、週末には日経平均は2万8000円台を回復した。

   今週の日経平均株価は、引き続き上値の重い展開となりそうだ。原油高を背景にしたインフレ懸念がくすぶっていることに加え、米長期金利が上昇基調を強めていることが、米国株の懸念材料となっている。また、中国の不動産業の債務問題も足を引っ張っている。米長期金利が上昇しやすい地合いだけに、米国の経済指標の動向には注意が必要だ。

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