心臓に悪い1週間(一橋大学 ボンゴレさん)
今週(9月27日週)は1ニュージーランド(NZ)ドル=77円の買いポジションを持っている私にとって、心臓に悪い1週間となりました。NZ中央銀行が政策金利を発表する10月6日まで比較的長めに持つ予定だったため、万が一の際に備えて損切りラインは75.5円に設定してあります。もし、このラインに触れると前週NZドルで得た7万5000円の利益を失う計算でした。
76円を切ることはなかったものの、対米ドルと日本円でNZドル安でした。先日のFOMC(米連邦公開市場委員会)でFRB(米連邦準備制度理事会)がタカ派に転じたとマーケットに見られ、米ドル買いが進んだことがこの背景にあると思っています。
前週の記事でご指摘いただいたとおり、NZ中銀が政策金利を引き上げることは市場に織り込み済みであると考えると78.5円まで上がるか不安なので、10月6日の発表後の動き次第では78円に指値を変更することも考えています。
メキシコペソは前週に引き続き1メキシコペソ=5.4円と5.35円での買いの指値注文を5万通貨ずつしており、週の後半で無事に約定されました。それぞれ5.5円、5.45円で売りの指値注文をしている状態です。
こちらも米ドル高によってクロス円ではメキシコペソ安が起きたのだと考えています。9月30日にメキシコ中央銀行が政策金利を4.75%に引き上げることを発表したため、対円で一時的な上昇傾向にあると思っているので、来週の月、火曜日で様子を見つつ適宜売りの指値は変更する予定です。
今週の結果はメキシコペソで得たスワップポイント1400円分です(NZドルは使用しているデモトレードサイトの期限切れにより計上できませんでした)。
前週から、1400円プラスになりました。
◆ 児山将のワンポイントアドバイスニュージーランド中央銀行は予想どおりの0.25%の利上げを発表しました。9月末までは、政策金利を0.5ポイント引き上げるとの観測があったなか、ホークスビー総裁補佐が政策金利を据え置きまたは0.25ポイントの利上げにとどめる傾向があると発言したことで、ほぼ100%織り込まれていました。
声明では、低インフレを維持し、最大で持続可能な雇用を支援するために、金融刺激の水準を引き下げることが適切だとしながらも、ヘッドラインインフレが短期的に4%を超えると予想していることが明らかにされました。ここでもテーマはインフレです。
さて、最大都市オークランドでロックダウンの延長を発表されましたが、為替相場への反応は限定的でした。解除され、経済活動が活性化するとサン過去持ち合いを上抜けてくるかもしれません。
保有する通貨 NZドル、メキシコペソ
前週からの損益 プラス1400円
10月1日現在 135万4060円
神奈川県出身。