北海道大学の上田晃史さんが久しぶりの負け越し。英ポンド円で、「今までとは、なんとなく違う動きをしていた」と難しい相場だったと、漏らす。
一方、そんなポンドで利益を確保したのが、慶応義塾大学のトリオネアさん。とはいえ、もう少し利益をあげられたと悔やむ。明治大学の佐野海斗さんも、プラスを確保。ただ、米ドルを買いでエントリーしたところを損切り。ポンドの利益をやや減らした。
専修大学のめがねちゃんさんは、ニュージーランド(NZ)ドル円とカナダ(加)ドル円を、それぞれ売りポジションで保有。そのまま越週した。
今週のポンド円相場はちょっと違った?(北海道大学 上田晃史さん)
◆ 振り返り取引結果は上表のとおりです。
具体的な数値としてはマイナス1万1952円となり、最終残高は122万7137円となりました。ここ数週間、負けずにいたのですが9月27日週は久しぶりの負け越しです。
この週のチャートは今までのポンド円とはなんとなく違う動きをしており、自民党の総裁選といった大きなイベントもありました。というのも、動く時と動かない時の差が激しく、さらにいえばトレンドもいまいち私にはわかりませんでした。ランダムウォークというよりもアルゴリズム的というか、そのような印象を受ける週でした。
利益を出さねばならないのでポジションを取ってみましたが、思ったようにはいかず、逆指値で決済されたり、もっと伸びるかなと考えた場面ではそこが天井だったりと難しかったです。
ところで、私は日経平均株価のCFD(差金決済取引)を15万円ほどで始めたのですが、そこではFXから学んだことが多く活かされました。いろいろとやっておいてよかったです。(笑)
しかしながら、共通の課題も見つかりました。それは利益確定を急ぎすぎてしまう癖と時間軸をずらしてしまうことです。プロスペクト理論的から考えると利益確定を急ぐのは、人間の性で仕方がないことなのかもしれません。でもTwitterの勝っている人たちはみな感情のコントロールをうまくやっていて、主観を用いるところとそうでないところの区別がはっきりしている印象を受けます。経験を積んでうまい人側にいきたいものです!
また、時間軸をずらしてしまうのは損切りの場面で時に感じました。本当は長く持つつもりだったのに早めに切ってしまう、すぐに利益を確定してしまうというのは、すべてエントリー時の曖昧な態度の現れだと思います。テスタさんという数十億円を運用している投資家の方がいるのですが、その方は時間軸に特に厳しく取引しているようで心が痛いです。
◆来週について私がメインで使っているポンド円とドル円は多少の相関的な動きをするのですが、9月27日週はポンド円が長期的なトレンドを作らない上げ下げを繰り返す一方で、ドル円は長期的なトレンドを形成しており、これもまた私が判断に困りました。
来週以降も同じように動く可能性がありますが、そこで適切なリスク管理をしつつ確実に利益を重ねていきたいです。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
みなさんの損益やコメントを読んでいて、着実に成長していることを感じています、特に、ここ3週間の損益は安定しており、今週は1%以上のマイナスが誰もいないという安定感を出しており、これは驚くべき状況です。
さて、感情のコントロールという話が出ました。リスクを取り、目に見えて自己資金が動く投資では、これが非常に重要です。良い分析や売買手法があったとしても、感情にブレがあれば、欲や悔しいといった感情が正しい投資行動から乖離してしまいます。
そうならないために、上手な投資家はゲンを担いだり、イチローのようにルーティーンをしたりして、いつも同じ行動をできるようにしています。また負けた場合は、違う道から帰るなどの気分転換の手段を持っているようです。銀行のディーラーでも、そういう人は多いそうです。誰でもできるこういった行動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
前週からの損益 マイナス1万1952円
10月1日現在 122万7137円
大阪府出身。