冷蔵庫を保存庫にしない方法
冷蔵庫の「断捨離」。「冷蔵庫は、食材の楽屋。すぐに出番のある控え室。あくまで一時仮置き場であり、保存庫ではありませんよ」と書いている。でも、保存庫になっている家庭は多いのではないだろうか。そうしないための方法とは。
まず、冷蔵庫を開け放ち、中身をすべて水平面に出して俯瞰し、「賞味期限」をチェックする。賞味期限切れのもの、消費期限切れのものがあれば、取り除く。それだけのことだが、それより肝心なのは、冷蔵庫にいったいどれだけ「自分の食べたいもの」が保存されているかどうかだ。冷蔵庫に食品が詰まっていればいるほど、なぜだか食べたい食品がなくなっているのでは、と書いている。
冷蔵庫の中も「取り出しやすく、しまいやすく、美しく」が基本だ。どこに何があるかパッと分かるようにしよう。買ってきた食材はジップロックなどの「透明の袋」に移し替え、見やすくして保存する。また、何重にも包装しているものは、保存に問題がなければ、外袋や外箱をはずしてしまう。
やましたさんは、卵は器にこんもりと盛る。卵トレイは調味料棚として使っている。食材、食品、調味料がすき間なく詰め込まれていると、もはや何がどれくらいあるのか分からない。空間の「間」をつぶしてはいけないという。 調味料も「間」をつくり自立させて置いておけば、「取り出しやすく、戻しやすい」。作業に流れが生まれる。やましたさんの冷蔵庫の中はじつにすっきりしている。うらやましくなる。なぜ、自分の家の冷蔵庫は食品でいっぱいなのか、考えてみた。