磐石な事業であるがゆえ割高に取引されている
先ほども紹介したように浜松ホトニクスの製品は、宇宙、通信、医療、バイオ、半導体などさまざまな分野で使用されおり、各分野で替えの効かない高い技術を提供しています。それゆえに今後の成長性、足元の業績も底堅く推移すると思われますが、その分株価は比較的割高に取引されています。
現在執筆中の株価では1株あたり6950円となっており、予想PER(株価収益率)は52.2倍となっています。安くなったら仕込みたいですが、今の水準だとやや買うのを躊躇してしまう金額です。
筆者も工学部に在籍しているため、光技術の可能性、面白さに関しては重々理解しているつもりですが、直近のFOMC(米連邦公開市場委員会)などのイベント、中国の恒大集団のデフォルトリスクなどで一たん相場が荒れるかもしれません。長期的に面白い企業であることに変わりありませんが、11月に向けて短期で利益を得られるかというと難しい部分があると思うので、今回は買いを見送りたいと思います。もう少し株価が下がり、過去のトレンドラインを割らないことを確認してから買いを検討したいと思います。
浜松ホトニクス(6965)
年初来高値(2021年9月27日) 7320円
年初来安値(2021年1月4日) 5770円
直近の株価(2021年10月4日) 6680円
取得は見送り
北海道大学 とがぴ
北海道大学工学部3年。新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに投資を始め、現在は米国株に幅広く投資している。趣味はYouTube鑑賞で米エンゼルスの大谷翔平選手の活躍をハイライトで見るのが毎朝の日課。今まで投資研究会で培ってきた知識や経験を活かせるように頑張ります!埼玉県出身。