ドコモを名乗るフィッシング詐欺、被害は2日間で1億円 あり得ない!「うまい話」に騙されるな

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氷山の一角、被害者をもっと多いかも

   詐欺・悪徳商法に詳しいジャーナリストの多田文明氏もこう説明した。

「近年、何が本物で、どれが偽物なのか、一見しただけではわからないような巧妙なフィンシング詐欺メールやSMSが多くやってきて、ついタップして騙されてしまう人も多くいます。このことが、被害者1200人、約1億円の被害の数字からもよくわかります。今回、この被害を受けた期間や、高額だった人の金額がどれだけだったのかは詳細に明らかになっていませんが、単純に割ると、一人頭、8300円ほどの数字になります。
もしかすると、このくらいの金額ですと、すでに不正な決済をされながら、いまだに気づいていない人もいるかもしれません。ドコモ利用者の方は、利用明細などの早急な確認が必要になります。今回は『ドコモが全額を補償する』との対応をしてくれていますので、もし不正を確認した場合には、ドコモの問い合わせの電話番号に早急に連絡をお願いします」

   ファイナンシャル・プランナーの花輪陽子氏は、こう呼びかけた。

「海外でもDHL(国際宅配便会社)、銀行、政府機関などを名乗って情報を聞き出す詐欺が流行しています。また、SNSやSMSを利用してリンクを送りつける場合もあります。企業や政府機関が先方から情報を聞き出す電話やメッセージを送ることはほとんどありません。疑わしい場合は家族や知人に相談するなど一呼吸を置きましょう。海外でも高額を騙し取られたり、誘拐されたりするなどの事例があります。大切なお金を守るためにしっかりと防御をしましょう」

   また、ドコモを名乗る怪しいメールが来た人からこんな声が。

「やっぱり!! 先日、ショートメールが連続で届き、おかしいな、と思ったのでスクショして保存してある。もちろん、本文は開けずに捨てたけど、よく読むと最後の社名の箇所がおかしかった」
「私もすぐにドコモに迷惑メール報告します。
・日本語が微妙におかしい。
・宛先をクリックすると変なアドレス(表示はdocomoでも中身が違う)。
・連絡先の電話番号を検索する(まれに本当のdocomoお客様サービスの0120番号だけど、その部分だけで信頼させるため)
・メールのURLは開かない。必ず検索して一番上にあるdocomoのHPから用件のページを開く。
このくらいはやる。内容が急ぎとか、焦らせる内容であればあるほど、上記のような確認をする」
「おれのところに来たのは NTT DOCONO になっていたよ」

(福田和郎)

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