大揺れの為替相場で慶大、明大、一橋大、同志社大がそろってプラス(第18節)【FX大学対抗戦 Bグループ】

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NZドル、下がった時に指値買い(一橋大学 ボンゴレさん)

   先週(9月13日週)の終わり頃から中国の不動産大手、恒大集団のデフォルト懸念で中国とのかかわりの強いオセアニア通貨は対円で下落していました。どこまで下がるかわからなかったのですが、ニュージーランドドル(NZドル)は前回の記事でも触れたとおり、10月の利上げが期待されていることもあり、今は下がっていても実際に利上げが実施されたら回復するのではと予想し、下がったときに買えるよういくつかの買いの指値注文をして1週間を始めました。

   注文した指値は1NZドル=75.5円、76円、76.5円、77円の4種類です。初めは気長に約定を待とうと75円から刻んでいたのですが、その分の枠で他の通貨の注文ができなくなってしまったので、それは取り消しました。

   4種類の注文のうち約定されたのは76.5円と77円の2種類だけだったので、この選択は良かったなと思っています。NZドルは買いのポジションでスワップポイントが付与されるので来月の利上げまで待とうと売りの指値は(私にしては)少し高めに76.5円を78円、77円を78.5円に設定しました。

   結果として、1NZドル=78円までは回復し、片方は決済益7万5000円とスワップポイント60円を得ることができました。急激にNZドルが上がった背景には恒大集団のデフォルトリスクが減少したことで売りの材料が減ったからなのかなと考えています。

   こんなに早く決済されるとは思っていなかったので驚きの結果ではありますが、もう一つの決済されていない77円の買い78.5円の売りの注文は自分の予想が正しいか中央銀行の動向に気を付けて見守っていきたいと思います。

   対円で今週の初めから下がっていたメキシコペソは5.4円と5.35円で買いの指値注文をしていたのですが、残念ながらそこまで下がりませんでした。原油価格が上昇しメキシコペソも1メキシコペソ=5.5円まで回復したことを考えると5.41円などで指値をしておけばよかったなと少し悔しいです。

   成行注文の誘惑もありますが、指値注文で来週以降も頑張っていきます。

◆ 児山将のワンポイントアドバイス
ニュージーランド中央銀行では、予想外の問題が起きなければ、0.5%の利上げとなっており、金利据え置きはあり得ないという力強い見方を示しており、市場も発表までにほぼ100%の織り込みを行うのではないでしょうか。コメントを書いている30日時点では、ドル高により米ニューヨーク市場でドルが売られているため、数日前から反発が期待できそうです。
第2四半期GDP(国内総生産)はかなり強い結果が出ており、また中央銀行のホークスビー総裁補は「雇用とインフレに強い自信」と発言。加えて、「雇用が最大の持続可能なレベルにあることをより確信、商品輸出の需要は"以前の世界的な不況よりもはるかに良く"なっている」と経済の回復に自信を持たせています。

前週からの損益    プラス7万5140円
9月24日現在      135万2560円

一橋大学 ボンゴレ
一橋大学 ボンゴレ
一橋大学商学部2年。ふだんはファンダメンタルズ分析を通じた株式投資を勉強しており、FXは今回が初めてです。FX大学対抗戦を通じて実力をつけたいと思っています。
神奈川県出身。
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