ドル円取引、ついに決済!(明治大学 佐藤諒さん)
2週間ほど持ち越しているドル円ですが、ついに決済しました。先週(9月13日週)は利益が乗っていたにもかかわらず、週末の上昇により利益がなくなり、決済できませんでした。その反省から、今週(20日週)は利益が出たタイミングで逆指値の利益確定注文を設定しました。含み損が1万4000円ありましたが、この取引でプラス3万5000円になりました。
今回のFOMC(米連邦公開市場委員会)ではテーパリング(量的緩和の縮小)こそ発表されませんでしたが、利上げの見通しが予想より早まり、米国長期金利が急上昇しました。それによりドル円も上昇し、ここ1か月くらい続いていたレンジの上値をブレイクしていきました。
3週間前にテーパリング&利上げは完全に織り込まれ、これから大きく上がることはないだろうと思い、エントリーしましたが間違いでした。利上げのタイミングの存在を忘れていました。これからは景気回復と金利上昇を織り込んでいく段階でありドル円は、下がる可能性は少ないと思います。
来週の戦略ですが、各通貨ペアとも大きく上昇しており、このまま上に抜けていくのか、それとも反発するのかに注目していきたいと思います。そしてもうドル円は触りません笑。とりあえずはポンド円やカナダドル円の売りを検討していきたいと思います。
上のグラフ(ポンド円 日足チャート)では大きく三角持ち合いを形成しており、上抜けるまではショート(売り)、抜けたらロング(買い)でついていきたいと思います。
今週の取引は、プラス3万5000円。現在の資産は108万円。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
みなさんがドル円に取引通貨ペアをシフトするなか、あえて英ポンドを選択。勝負の行方が大きく分かれそうですね。150円割れでの底堅さが目立つ値動きですが、ポンドドルはドル高により大きく下落しています。
なお、三菱UFJ銀行では、ポンドの売り場が到来したとの見方を示しました。同銀行ではポンドドルのターゲットは1ポンド=1.3200ドルということで、150円から2~3円下がることを示唆しています。理由としては、英国中央銀行の利上げ期待は行き過ぎであり、短期的に経済悪化のリスクがあるとしています。
前週からの損益 プラス3万5000円
9月24日現在 108万円