「日本のメーガン妃とハリー王子が米国へ!」婚約が内定している秋篠宮家の長女眞子さまと小室圭さんをめぐる報道が、新たな局面を迎えています。
結婚のため米国から一時帰国した小室さんの「ポニーテール姿」がテレビで報じられるやいなや、その斬新な姿に国内メディアが大興奮! これに飛びついたのが、「第二のメーガン妃」を探していた海外メディアです。
大好きなロイヤルゴシップとあって「ビッグカップル誕生!」と大々的に報じています。
米老舗が口火を切った「眞子さまメーガン妃」説
小室圭さん一時帰国が引き起こした「騒動」を最初に大きく取り上げたのは、米国の老舗ワシントン・ポスト紙でした。眞子さまと小室さんを、英国王室を離脱して米国に移住した「メーガン妃とハリー王子」に例えて、二人が「日本中をパニックに陥れている」と報じました。
You've heard of Harry and Meghan. Now meet Mako and Kei, who have Japan in a tizzy
(ハリー王子とメーガン妃のことは知っているだろう。今度は眞子と圭で、二人は日本中をパニックに陥れている)
have in a tizzy:狼狽させる、パニックに陥れる
私が記憶する限り、海外メディアが見出しで堂々と、眞子さまと小室さんを「メーガン妃とハリー王子」に例えたのは、この報道が初めてだと思います。しかも、ゴシップメディアではなく、主要メディアのワシントン・ポスト紙が書くとは......。
ワシントン・ポスト紙の報道に驚いたのは私だけではなさそうです。よほどインパクトが強かったのか、同紙が口火を切った「眞子さまメーガン妃」説に、他メディアが次々と参戦してきました。
Japan's Princess Mako and 'commoner' husband to be 'The new Meghan and Harry'
(日本のプリンセス眞子と「一般人の夫」は、新たなメーガン妃とハリー王子だ:米ゴシップメディア)
commoner:一般人
確かに、皇室メンバーと一般人といった組み合わせは、ハリー王子とメーガン妃を彷彿させますし、皇室の反対を押し切って結婚することや、眞子さまが皇室を離脱すること、母国を離れて米国に移住することなどは、ハリー王子とメーガン妃のセンセーショナルな王室退位(メグジット)騒動と類似しています。
国際的にはほぼ無名の眞子さまと小室さんを「第二のメーガン妃とハリー王子」に仕立て上げることで、人々の注目を集める戦略でしょうか。新たなターゲットの誕生にメディアが浮足立っているようなムードが伝わってきます。
米国で早くも「眞子さま暴露インタビュー」を望む声
センセーショナルなロイヤルネタが大好きなのは万国共通の傾向ですが、王室がない米国の人々は、とりわけ「ロイヤルファミリーネタ好き」だと言われています。
眞子さまと小室さんの米国移住を前に、メディアからは早くも「暴露インタビューを!」と声が上がっています。王室離脱の裏話を赤裸々に語って世界中の度肝を抜いたメーガン妃の影響がここにも現れているようです。
We can't wait for their Oprah interview
(オプラが眞子さまと小室さんとインタビューするのが待ちきれない!:米セレブゴシップサイトPagesix)
can't wait for~:~を待ちきれない
2021年3月に、米国のCBSテレビが放映したオプラ・ウインフリーによるメーガン妃とハリー王子のインタビューは、メーガン妃が英国王室で人種差別を受けていたなどの衝撃的な暴露発言で、全世界の注目を集めました。
日本では、物価の高いニューヨークに住む眞子さまと小室さんの「今後の生活」を心配する声が聞こえてきますが、これまで「秘密のベール」に包まれていた日本の皇室を離脱する二人の「ニュース価値」は結構ありそうです。
さらに、お二人とも英語が堪能ときていますから、通訳なしでインタビューを受けることができる点も、海外メディアにとっては「好材料」でしょう。
ネットフリックスや米テレビといったエンタメ界がどう動くのか。小室さんの「ポニーテール姿」と「日本の皇室」のミスマッチ感が、エンタメ的には「おいしいネタ」であることは間違いないと思います。
それでは、「今週のニュースな英語」は、「can't wait for」を使った表現です。「待ち遠しい!」「待ちきれない!」といった時に使います。
まずは「前置詞for」の後ろに名詞をつなげるパターンです。
I can't wait for summer holiday
(夏休みが待ち遠しい)
(誕生日が待ちきれない)
「to+動詞」のパターンも覚えておきましょう。
I can't wait to see you
(あなたに会うのが待ちきれない)
I can't wait to go home
(家に帰るのが待ち遠しい)
お二人の生活やお人柄にはあまり興味は無いのですが、海外メディアがこの先どう「日本のメーガン妃とハリー王子」を報じていくのかは、目が離せません。果たして、「世界のビッグカップル」になるのでしょうか......。新しい展開が「待ち遠しい」です。(井津川倫子)