イーサリアム、買う?買わない??(明治大学 akiさん)
こんにちは。Akiです。
今週(9月20日週)は、イーサリアムの値動きに注目していました。しかし、チャートを見るとビットコインやリップルと同様に下降ぎみという印象を受けました。次週の初めに再度検討して購入するか否かを決めたいと思います。
中国人民銀行のホームページで発行された公示では、仮想通貨の売買を始め、借り発行のための資金調達や派生商品の取引といった、すべての関連金融活動を違法と規定されました。外国取引所がインターネットを通じて中国投資家に仮想通貨の取引を提供することも取り締まりの対象となり、決済サービス会社やインターネット会社などが法定通貨との交換を含む仮想通貨関連取引を提供できなくなります。また、仮想通貨関連取引の危険性に対する監視も強化すると付け加えました。
国内での仮想通貨全面禁止という措置は、中国に何をもたらすのでしょうか。仮想通貨は法定通貨ではないため中国政府の規制が及びにくい特徴があります。そのため、仮に仮想通貨を国内に取り入れると、中国政府が国内の金融リスクや資金の流れを把握しづらくなります。中国政府の管轄を離れたお金のやり取りを規制するために今回のような厳しい規制がかけられたのではないでしょうか。
さらに、今回の措置では中国国外の業者が本土の住民にサービスを提供することを防ぐためインターネット上でも取り締まるそうです。マネーロンダリングや違法な資金集め、詐欺といった、仮想通貨の用いられる可能性がある犯罪を未然に防ぐためにも規制は必要といえます。
中国の経済力が仮想通貨市場から手を引くともあり、これらのニュースは仮想通貨の価格は大きな影響を与えました。ビットコインの価格は5%、イーサリアムなどの他のコインは一時8%まで下落し、発表後しばらく下げ幅が拡大しました。今では確固たる経済基盤を誇る中国が、先の発展が望まれる仮想通貨の分野への参入を足踏みしているだけでなく避けているというのは少し引っかかりました。
◆ 児山将のワンポイントアドバイス
中国の仮想通貨規制によるイーサリアムへの影響は、軽微だと見られていました。しかし、中国向けサービスを停止していたイーサリアムマイニング大手のSparkPoolが操業停止を発表。これでハッシュパワー減少につながり、価格が下落することとなりました。同じだけのハッシュパワーに戻るまでは上値が重くなりやすいと思われます。また、中国の内モンゴルで1万台以上のマイニングマシンが押収されたと伝わっており、仮想通貨ネットワークの低下が懸念される事態が続いています。Coinwarzなどのサイトで、ハッシュレートを気にしてみてはいかがでしょうか。
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月24日現在 1万1332円
◆ 多忙のため、取引を見送りました(慶応義塾大学 1028)
前週からの損益 プラス・マイナスゼロ
9月24日現在 1万7円
◆ 大学対抗 1万円からはじめる暗号通貨バトルのルール学生投資連合USIC
・元本は1万円です。
・投資する暗号通貨の選定は自由です。ただし、国内で購入できる暗号通貨に限ります。
・レバレッジは、かけられません。
・20%を超えて下げた場合は、強制的に取引を停止(ロスカット)します。
・元本割れは1回まで。リベンジ(再投資)可能ですが、2度、資産(合計で2万円分)を失った場合は、その時点でリタイアとなります。
・順位は、11月26日時点の運用損益で決めます。
「学生の金融リテラシー向上」を理念に全国26大学1000人以上で構成。企業団体・官公庁との勉強会の開催、IRコンテストの運営、金融情報誌「SPOCK」を発行する。
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