9割の人ができてない! 衣替えでセンスアップまでかなう方法(入澤有希子)

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   季節の変わり目ですね。ファッション分野で季節の変わり目といったら、衣替えです。読者のみなさんは、衣替えをされていますか?

   きょうは自分の服を見直すことでクローゼットがすっきりし、服を買うときにも欲しいものが買えるようになる衣替えについてお伝えします。

  • 衣替えのタイミングに、クローゼットをすっきり!
    衣替えのタイミングに、クローゼットをすっきり!
  • 衣替えのタイミングに、クローゼットをすっきり!

思い出せない服は「必要でない服」

   衣替えを契機に、すっきりしたクローゼットにするためには、ただ服を入れ替えるだけではありません。いくつかやることがあります。まず、手持ちの服を、一度全部引っ張り出して把握しましょう。

   服を出した時に、

「もう着ないし、まったく気に入らない服」
「好き嫌いに関わらずよく着てる服」
「使用頻度に関係なくお気に入り」

に分けましょう。

   「もう着ないし、まったく気に入らない服」は、手放す対象になります。

   なかには、まだ手放す決心のつかないものもあるでしょう。そういうものは、一たんクローゼットから追い出して保管しましょう。できたら、ふだん目につかない場所に保管するのがベストです。たったこれだけでも、かなりすっきりするはずです。

   一たんクローゼットから追い出した服は、毎日のコーディネートの中で、「あれはあったほうがいいな」と思ったものだけ取り出してOKです。きっと、ほとんどの方は、その存在すら思い出せなくなっているはずです。

   ある一定期間、追い出した服のことを思い出さなければ、もうその服は「必要な服」ではありません。ある一定期間は、「1か月」または「1シーズン」がいいでしょう。この時、ショップのリサイクルボックスなどに持っていくと、資源の再利用に貢献できます。なかには割引チケットをくれるお店もあります。使わなくなった服が有効活用でき流ので、サスティナブルですね!

使用頻度の低い服には「役割」を持たせる

   ここでよく、「もう着ないけど、思い出の服はどうしたらいいですか?」と質問をいただきます。大切な人に譲ってもらった、〇〇の記念に取っておきたいなど、思い入れのある服ってありますよね。それは、手放す必要がないので、専用の保管ボックスに入れておきましょう。増えすぎるようでしたら、何か基準を設けて選別しましょうね。

   次に「好き嫌いに関わらず、よく着ている服」についてです。このカテゴリーの服は、今手放すと困る服になります。

   好きでよく着ているものは、あなたが大事にすべき服です。一方、好きじゃないけどよく着ている服は、今後買い替えを検討していきましょう。どんな服の買い替えを検討すべきかが、わかると買い物にムダがなくなります。

   そして、「使用頻度に関係なくお気に入り」の服についでです。このカテゴリーは、ぜひ大事にしましょう。本来、服には役割があります。服は、TPOに応じて使い分けますよね。使用頻度の低い服は、「お出かけ専用」などの役割を持たせましょう。必要な場面で、気持ちよく着られるよう、大事に保管しましょう。

   ここまで整理できると、「こんなものが欲しいな」と買い物すべきものが具体的に描けたのではないでしょうか。このような作業を年に2回程度すると、クローゼットはすっきりし、風通しが良くなります。そして、ムダなく欲しいものが買えるようになります。

   さらに、この作業の時に、手持ち服の写真を撮っておくのもオススメです。どんな服を持っているのか自分で把握できていると、プロにも相談しやすくなります。買い物で、店員さんに見せると、的確なアドバイスをもらえますよ。クローゼットの整理でセンスアップもかないます。(入澤有希子)

入澤有希子(いりさわ・あきこ)
入澤有希子(いりさわ・あきこ)
パーソナルスタイリスト
美容専門学校・高等学校色彩学講師
ミスユニバースビューティーキャンプ講師、テレビの変身企画スタイリストなどを経験。フリーランスでパーソナルスタイリストをしつつ、最近はベンチャー企業でセカンドOLデビューを果たした。働くママの大変さを実感し、働くママ100人へのインタビュー活動「we MAMA」を立ち上げる。さまざまな働き方があることを伝える活動も実施中。法政大卒。37歳。
ブログ https://ameblo.jp/akiwasa/
ホームページ https://daily-ands.jp/authors/573a7efc73f3212f79f6339b
we MAMA https://note.com/we_mama
著書に「子育てのために仕事を諦めなくてもいい方法」(Kindle版)がある。
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